教科書やハウツーだけに留まるのは勿体ない!

セラピストとしての勉強をして、セラピストとして働いたり独立したりしていくうちに湧き出てくる疑問ってありますよね。
今日ご紹介する、まえだよしえ様もそういった中のお一人でした。
私はハワイアンマッサージのロミロミと、アーユルヴェーダ理論をもとに考案されたマンモリラクゼーションのセラピストをしております。
セラピストとして施術をする前に、自身のカラダを整えるべき(『在り方としてのヨガ』が腑に落ちました)と常々思っておりましたので、特に問題を抱えている訳ではありませんが、ライフスタイルにヨガを取り入れたいと思います。
メールをいただき、お住まいの大阪から姫路まで足を運んでいただいて、今回の関西ツアーの折りに、パーソナルセッションを受けていただきました。
その悩み、経験の量が問題なワケではないんです。
実際にお会いして、あれこれうかがっていると、セラピストとしての勉強を進めている過程で、迷いがあるようでした。
そう思うことが多かった、とよしえさん。
経験が足りないといえばそうかもしれません。でも、彼女の話を聞いている内に、経験が問題なのではないと感じたのです。
よしえさんにお伝えしたのは
本質の部分を捉えることができていれば、やり方なんてどうにでもなります。
基本を自分のモノにできたら、いくらでも応用がききます。
ということでした。
この本質を知るということを探求していくのが『在り方としてのヨガ』なんです。
料理におきかえてみましょう
ハウツーで覚えたら、パスタのゆで方やほうれん草のゆで方、お肉のゆで方。全部違いますよね。塩を入れる量とかタイミングとか、沸騰させるとか、火を止めるタイミングとか。もっと言えば、お湯の量や使う鍋までもが違います。
でも、お湯の沸かし方や「ゆでる」を知っていたら、パスタもほうれん草も肉もゆでることができます。
こんな風に、基本や本質の部分がわかっていると、自由自在に応用を効かせることができるのです。ハウツーを超えることが簡単にできるようになるのです。
では、どうやったらハウツーを超えて、本質を知ることができるのでしょうか。
全てのセラピストに必要なスキルは、これ!
セラピストの方が扱うのは、私たち人間です。
どういう方たちかというと、調和が少し乱れてしまっている方なんです。その方の調和が自然と 戻っていくのをお手伝いすること、それがセラピストのお仕事ですよね。
そう考えると、セラピスト自身が心身共に調和されていること。これがどれだけ大切な条件なのか、おわかりになると思います。
そうです。

自分自身が心身ともに調和を保っていること
これが一番必要なスキルです。
それは知ってるよ、と思われる方も、もう少し読み進めてみてください。
どうやったら、このスキルを確実に自分のものにできるのかを説明していきます。
その前に、もう少し分かりやすく、自分自身の調和の必要性について話をしましょう。
調和がとれている=技術の本質を活かすことができる
調律されていない楽器で、どんなに立派な音楽の譜面を奏でても、それはきれいな音楽にはなりません。もっと根本的な部分を言えば、楽器の調律用器具がズレていたら、調律したはずの楽器も調律されていないのと同じですよね。
なので、セラピスト自身が自分の調和を保つために努力をするのは、必須のことじゃないのかな。
一つ、誤解しないでくださいね。
これは技術的なことが大切じゃないっていうこととは違いますよ。技術的なこと、その奥のヒーリングとは何かということを理解されていることは勿論大切です。今回登場していただいているよしえさんも、こうしたことはきっちりとお勉強されてきています。
その先の、その技術そのものを本当に自分のものとして使いこなすことができるようになるには、自分を調律・調和させておく必要があるということを言いたいのです。
そして、自分が調和されているかどうかは『自分が自分自身を知る』ことから始まります。
もしピサの斜塔に住んでいたら、世界が斜めなのか自分の視点がズレているのか、真っ直ぐに立っているかどうか、ということがわかりませんからね。
自分自身を知るためにしなきゃいけないこと
これは、言うのは簡単です。でも、やり始めるのはとても難しいことなんです。
とは言いつつも、そのコツさえつかんでしまえば、あっという間にできちゃいます。
それは「感じる」っていうこと。
技術を覚えるような左脳的なことではなくて、感じるというきわめて右脳的なことです。
私たちは小さな頃から、左脳的に処理することを教えられ、そしてそれを評価されてきました。「右脳的に感じること」はあまり求められなかったんじゃないかと思うのです。
でも、安心してください。
だれにも右脳的センスはあります。
ただ使ってなかったから、萎縮してしまっているだけなんです。
筋肉はトレーニングすると強くなり、使いやすくなりますよね。
「感じる」力も同じです。
自分の在り方を感じることを続けていくと、右脳的な感じるというスキルが自然と上がってきます。
自分自身を知ると、どんなスキルが身につくの?
自分のことを理解しようとしていくプロセスは、自分で自分を癒していく作業です。だからこそ、そのセラピーの本質的な部分が自然に分かってくるのです。
本質的な部分がわかると、自分が学んできたセラピーを自分の道具として使うことができるようになります。
「自分の道具として使うことができる」についてもっと言うと、相手のカラダやココロのいままでのストーリーを理解した上で、どういう方向に施術を向かわせていったら良いのか、がわかってきます。
それはもう技術的な教科書で学んだことを超えて、自分というフィルターを通して本質的に理解できているからなんです。
『在り方としてのヨガ』がセラピストさんに提供していること
私のやっている『在り方としてのヨガ』は、自分の在り方を「知る」というよりも「分かる」「感じる」ことをしていきます。なので、多くのセラピストさんにも受けていただきたいな、と思うのです。
今回いらっしゃったよしえさんにはこんな内容のことをお話しさせていただいてから、実際に自分自身を感じることから始めていただきました。
今のよしえさんに体感していただけるような呼吸瞑想をいくつかやっていただき ました。
元々美人さんなよしえさんですが、終わった後には、もっとふんわりとさわやかな雰囲気になりました。

ロミロミとマンモリラクゼーションのオンリーワンセラピスト、まえだよしえさん
よしえさんの生の声
よしえさんから今回のセッションについてのアンケートにお答えいただきました。
[1]セッションを受けるのに何かためらいはありませんでしたか。
いいえ
[2]1で、ハイの場合は、どういったところが、ためらう理由になりましたか。
また、イイエの場合は、何がポイントでカオンのセッションを受けてみようと思われましたか。
カオンさんのブログを沢山拝見して、カオンさんの想いや生徒さんの様子が知れたことで、私も受けてみたいっ!と思いました。
[3]受けてみてカオンの印象はいかがでしたか。
お会いしてすぐに緊張は解けて、リラックスできました。ブログで感じたままの素敵な方でした。
[4]『在り方としてのヨガ』は、どうでしたか。
深い呼吸をすること=頑張って呼吸をすると思ってましたが、無理せず”今を感じる”というカオンさんの言葉が頭から離れません。
私は普段から左脳をフル回転させているタイプですので、”感じる”という習慣がありませんでした。ですが、セッションの中で「感動したことは忘れないから」と教えて頂き、安心して”感じる”ことに集中しました。
そうすると、呼吸と共に体の隅々まで意識が行き届き、心と体が一体となった感じがしました。
[5]今日のヨガからのプレゼントはなにでしたか。(自分にとってのハイライト)
私はどんなに頑張っても姿勢が悪い気がして、「もっとここを伸ばして、しなやかな動きのある体にしたい。」と頭で考えてましたが、体が思 うように動かず、 逆に頑張れば頑張るほど辛い…という状態でした。
しかし、ピンポイントで体の一部を見るのではなく、全体を見るようにすれば、重心が安定し、結果的に気にしていた箇所も気にならなくなり ました。
自分の体という見えるモノを通して、様々なモノの見方も、広い目で見れば、今と違う景色が見えるのではないかと思います。
セラピストという仕事柄、施術に入る前にはクリアな状態になっていたいと日頃から思っておりましたので、これからは自分の体と心を感じる 時間を大切にして、仕事にも活かしていきたいと思います。
[6]その他自由にお書きください。(これからカオンに要望したいことでも結構です)
今回このセッションを受けれて、本当に良かったです。お近くにいらっしゃらな いのが残念ですが、また次回の関西でのセッションの時には宜 しくお願いします。
以上です。
本当にありがとうございました!
こちらこそ大阪から姫路までいらしていただきまして、ありがとうございます。
そして、このアンケートをブログで紹介することを承諾していただき、ありがとうございました。
よしえさんの生活に訪れた変化
「ライフスタイルにヨガを取り入れたい」と仰っていたよしえさん。
上記アンケートの後、さらに、こんな素敵なメッセージもいただきました。
セッションの後から、その時々のカラダとココロの変化に気を使うようになりました。
楽しいです^ ^
私の書いたアンケートで良ければ、使ってください。
カオンさんのブログを見て、多くの方がご自身の生活に取り入れてくれることを願います^ ^
よしえ
でも、カラダとココロの変化を感じられるようになると、 「現在」に生きていることになるので、小さなことでも色々と味わうことができます。[/speech_bubble]
これも『在り方としてのヨガ』の大きなポイントです。
この楽しさを感じられるようになると、感じることがもっと好きになって、イキイキと毎日を送れるようになります。そういう状態で施術をなさっていくと、その技術の本質的な部分がクッキリと見えてきます。
よしえさんにとっての、本質的なことが分かれば、誰と比較することのないオンリーワンのセラピストになっていきます。そして迷いもなくなると思います。
よしえさんが、ヨガからのプレゼントを有効活用されているとお伺いできて、とてもうれしくなりました。
次回にお会いできるのが、今から楽しみでーす。