朝おきたら、まずは何をしますか?
「暑さも寒さも彼岸まで」と言いますが、彼岸前にも関わらず、ちょっと涼しくなってきて、布団が恋しくなり始めましたよね。
朝起きたら、とりあえず何をすることから一日を始めますか?

いいですねー。羨ましい。って、それは起きてるっていいません!

窓をあけて、朝一番の空気を吸います。
それもいいですねー。

朝はどうしても忙しいですから、一つずつ着実にね。

……それはちょっと避けたいかなー。

ところで、朝ごはん、ちゃんと食べてますか?
今日は、コウヘイが自動飯だといってはばからない、アイルランドで食べていた朝ごはんのレシピをお伝えします。
変わった説明をしましょう、朝ごはんの秘密
ヨガの姉妹というか、兄弟みたいなもので、アーユルヴェーダっていうのがあるんです。
インド式の医学で、いわゆる西洋医学と中医学とあわせて世界三大伝統医学も言われているくらいすごいものなんです。
日本では、まだあんまり知られてないですけどね。
このアーユルヴェーダで、オージャスっていうものがあります。
オージャスとは
オージャスを簡単に説明すると「さぁこれから一頑張りしよう!」っていうやる気です。
温かいご飯を食べた後と、冷たいごはんを食べた後で、カラダの違いはありませんか?
ゆったりと食べたあとと、急いで食べたあとで、カラダの違いってありませんか?
ちょっと一緒に想像してみましょう。
ほかほかのごはんと、お味噌汁、焼き立ての干物、お豆腐な等の小鉢がいくつかあります。ん~、いい匂いがしてきますね。
これを好きなだけ時間をかけて食べてみてください。
食べ終わったあと、どんな感じがしますか?
じゃあ、次の想像です。
今度は、キュッといい具合に締まった冷えたお蕎麦があります。付け合わせに、いくつか天ぷらもあります。ツルツルっと、美味しそう!
このメニューだと、食べるのにきっとあんまりはかからないでしょうね。
食べ終えたら、どんな感じがしますか?
いまの二つのパターンを比べて、食べ終わった後の心持ちはどう違いますか?
お蕎麦を食べたあとは、リフレッシュした感じがするかもしれません。
でも、ごはんをゆっくりと味わって食べたあとは、ほっとした気持ちになって、お蕎麦よりも幸せな感じがしませんでしたか?
この幸せな気持ち、活力がオージャスによるものです。
朝ごはんからオージャスを高められる食事にすると、一日が元気で幸せになりそう、っていう気がしてきませんか?
今日は、そんなオージャスを高める方法の中から、お手軽でカンタン、忙しいときにこそ便利な逸品をご提案します。
忙しい朝にこそ食べたい!自動飯?!
さて、やっと本題です。
朝ごはんに、作りたての温かく水分のある朝食を手軽に摂りましょうという提案です。
それは、オートミール。
この単語を初めてコウヘイが聞いたときには、「自動飯って何だ?」と思ったそうです。
オート=自動、ミール=食事、飯と思ったんでしょうね。
機械やガジェット、SF好きのコウヘイらしいエピソードです。。。
オートミールのオートとは、オーツ麦のこと。英語で書くと、oatmealです。 残念ながら、auto mealではありません。
オートミールは、アイルランドではポリッジと呼ばれていて、家庭では朝の代表的なメニューです。
オートミール体験記
アイルランドに滞在していたとき、シャーマン、パットのお宅で手伝いをしていたことがあります。

もふもふでかわいい犬、badgerと一緒に。badgerってアナグマっていう意味なんですよね。。。
彼のもとへやってくるクライアントの食事も作っていましたが、パットの朝ごはんも準備していました。
彼の朝ごはんはいつもポリッジでした。
お気に入りのメーカーがあって、水はこんな感じでとろみはこう、味付けはハチミツで。小さい頃からそれを食べていたらしく、彼の意見を聞きながら、好みに合うように調整していきました。
どこかで読んだのですが、アイルランドで、朝ごはんがポリッジが定着したのは、寒い朝、暖かいポリッジで身体を暖めて仕事に行くからだとありました。安価で、温かく腹持ちもいいこの食事は貧しい人たちの支えだったというように書かれていたと思います。
確かに火にかけて数分で食べられるので、忙しい朝にぴったりです。
火にかけて数分で食べられるんだから、自動飯でいいじゃないかー、とコウヘイは自分の間違いをまだ認めません。。。
日本人の私の場合
アイルランド滞在中、他の場所でも私は自分用に塩味のポリッジを作っていました。
これがなんと日本でいえば『おじや』。味噌味にしたり、海苔と醤油など、アイルランドで買える日本の調味料で色々アレンジしてほとんど毎日食べていました。
そんなこともすっかり忘れていたなーと思い出し、秋口にぴったりな朝食ということでみなさんにお知らせしようって今朝思いだしました。
オージャスは、出来立ての温かい食事にたくさん含まれていますからね。
オートミールの調理方法、レシピ
- 鍋にオートミールを入れる
- 水を入れる
- 火にかけて、沸騰してきたらこげつかないように火を調整しつつ、少しかき混ぜる。
- 全体に火が通ったら出来上がり。
たったこれだけ!

お鍋にいれて 火にかけて とろみがついたら できあがり♪
お水の分量は、お鍋にいれたオートミールがひたひたになるくらい。
それよりは、ちょっと多めがいいかな?
火にかける時間は、お粥の雰囲気が分かっていれば大丈夫です。
こんな感じで始めていって、段々と好みの量が分かってくるんじゃないかと思います。
味のバリエーション
先にも書きましたが、アイルランド人のパットははちみつをかけて食べていました。
なので、彼と同様の甘いパターンとしてはこんな感じ。
- はちみつをかける
- オリゴ糖をいれてシナモンとレーズン
くるみなどのナッツをいれても美味しそう!
でも、お粥やおじやに慣れている私たちは、こんなのがいいかもしれません。
- 味噌とわかめ
- しお昆布
- 焼き海苔と醤油
これにオリーブオイルや亜麻仁油をたらしてみたり、卵を入れても美味しいです。
オートミールの不評について
正直なところ、オートミールについては不評がちらほら。
この点については、味噌をいれることでうま味が加わるので、日本人にとっては受け入れやすい味になると思います。
麦と米の違いは結構ありますからね。
それから、健康にいいから!あるいはローカロリーだから!と言って、美味しくない味のまま無理して召し上がる方もいらっしゃるかもしれません。
でもね、一つだけ覚えておいてください。
美味しくない味のまま、健康に良いという食事をしても、カラダは幸せにはなりません。
それならば、無理をしてローカロリーなどとして食べるよりも、温かい出来立てのものを、美味しく味付けをして幸せに召し上がった方が、カラダはとっても幸せになります。消化にもいいですし。
それがオージャスをたくさん生み出して、カラダが活力で満たされます。
そして、いい時間をすごせて、幸せな毎日が送れるようになるんです。
今日はいつものおススメリンクはありません。
日本に帰ってきてから、いくつかのメーカーのものを買ってみましたが、これだ!と思うものにはまだあたってません。どれも、それなりに美味しく食べられます。
なので、お近くで買えるものを試していただくといいかな、と思います。