覚えてなくてもオッケーです……。
先日の記事で、レッスンを覚えていられないっていうのはいいことなんですよーと書きました。
でもそうは言っても、私、クラスで結構大切なコト言ってたりします。(笑)
なので、「クラスレポート」っていうのを時々アップしようと思います。
「クラスレポート」って?
クラスでやった動きや、その動きの意図・目的を書きます。
またその日のクラスの内容と関連する日常に活かせるコラム的なものも盛り込みます。
実際にそのクラスに出席された方は、復習になりますね。これでもう忘れてしまっても悔やむことはありません。(笑)
また、この「クラスレポート」はカオン目線なので、生徒さんの個人の体験をまた違った側面から見ることになります。
それは自分の体験がより深まることを意味します。
カオンのクラスのガイドブック
そのクラスに実際に出席していない方が読んだら、(その場合の方が多いと思いますが)、カオンのヨガクラスってこんな感じかーって旅行番組を見るみたいに、疑似体験していただけます。
実はこういうレポート的なものは初めてではありません。
今までは主にパーソナルセッションの模様を記事にしてきました。
実はこれが当事者である生徒さんたちに、とっても好評だったんです。
いままでの場合
パーソナルセッションの間、終わった後、それぞれのタイミングで生徒さんの体験、気付きがあります。
そして、生徒さんは、少し時間が経った後に、その時のセッションの様子をカオンが文章化したものを読みます。
その違う角度のレポートを読むことで、セッション中には気づけなかったことに気付くことができたっていううれしい声がとても多いのです。
それは、同じベクトルの気づきが深まる場合もあれば、まったく違う方向性の気づきが出てくることもあったりします。
いずれにしろ、自分の体験の違う側面を文章から読むことで、自分の体験に深みや奥行きができます。
一粒で二度おいしい
を実感できます。
お得でしょ。
そしてこれからは
そしてこれからは、グループレッスンに対しても振り返りのできるレポートやってみようって思いました。
読むヨガクラスとしてこのブログを書いているから、まさに本物の読むヨガクラス(笑)。
「クラスレポート」第一弾は【整える、整う】
お正月休み明けの初日ということだったので、【整える、整う】をテーマにしました。
年末年始はどうしてもイレギュラーなものを食べたり、いつもと違う人に会ったりします。
すると、どうしても調子を崩してしまいやすいですよね。
調子が崩れることは、決して悪いことではないのですが、日常生活に戻るためには、崩した調子は早めに戻せた方が心身ともに楽ちんです。
そこで、身体から整えて心も整っていく流れをつくることを意図しました。
まずは、下半身から整えよう
クラスの始めでは、あおむけで仙骨まわりのマッサージになるような動きをいくつか行いました。
腰全体の力みが自然と取れていくので、下半身がゆっくりと整っていきます。
下半身が整うと、あら不思議、自然に上半身も整っていきます。
今度は立位で、きもちよーーーく伸びをしました。
下半身が整っているので、簡単に大地にグラウンディングできます。
グラウンディングができると、上半身は自然に伸びていきます。それをじっくりと味わっていただきました。
これで、大まかに上下の身体、全身がつながりましたよ。
それから身体の芯をつくろう
ここからは、自分の中心を意識していきます。
腰、胸、頭の3つにパーツを分けて、それぞれの中心を意識化します。
それをレゴブロックみたいに下から順番に積み上げていきます。
そうすると、外側から見たまっすぐではなくて、自らが内側から積み上げた、自分なりのまっすぐに立った状態をつくることができるのです。
自分の中心を感じて、まっすぐ力まずに立つことができると、自然に整体されていきます。
参加された生徒さんたちの声
クラスが終わった後は、肩こりさんも首こりさんも、足がだるいとおっしゃっていた方も、みなさん軽くなって帰っていかれました。
頸椎ヘルニアで2年近くヨガから遠ざかってた方の場合
彼女もにっこりしながら「来てよかったーー。とてもよくなった感じがします」と言ってくれました。
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”kaon-yoga-15Oct.jpg” name=”カオン”]よくなった感じがするんじゃなくって、よくなったんですよーーー。そう思ってください。[/speech_bubble]
ってお伝えしました。
彼女には、自分の身体が変化したことに心を開いてほしかったんです。
身体の変化を認めることで、より変化しやすい状態をつくります。
「先生の言うコトが体感としてわかってきました」
クラスの帰り道、別の生徒さんと駅まで少しお話ししながら歩く機会がありました。
彼女は最近ようやく私の言っていることが体感としてわかってきましたとお話ししてくれました。
1年くらい前、最初の頃は、私の言っていたことは、言葉としてはわかるけれど、どうも体感としてピンとこなかったんですって。
たとえば、足の親指の根元のところを意識して立つということとか。
先日の記事で頭の記憶と身体の記憶ということを書きました。
頭での理解(言葉の理解)が、身体の理解(体感として理解すること)になるまでは少し時間がかかります。
それは頭と身体の時間が違うからです。
だから、身体が理解するまで、この生徒さんのように、じっくり待っていてあげてほしいなと思います。
私がよくクラスで言う言葉
「慌てないで、でもあきらめないで、待っていてくださいね」
その待っている時間も、また味わいの時間。
無駄ではないのですから。