自分軸が弱いと感じている方へ
今日はちょっとキツイこと書いちゃうかもしれません。
覚悟して読んでください。(笑)
最近こんな方が多くいらっしゃいます。


それって本当に相手のため??
相手のためを思って意見を言わないことは、いいコトだと思っていませんか。
こんなことを言うと、こうやって返ってきそうですね。

では、聞きますね。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”kaon_profile1511.jpg” name=” “] 本心から相手のことを思っていますか?[/speech_bubble]
本当に相手のコトを思っている場合
たとえば、相手の意見Aと自分の意見Bがあります。
相手の意見Aの方が相手にとって本当にいいなと思うのなら、自分の意見Bは消滅します。
詳しく言えば、自分の意見Bという意見は、表に出す必要がありません。
なので、それを言えなかった、と後に思いが残ることもありません。
もし、自分の意見Bの方が相手に本当にいいことだと思うなら、それを相手がわかるように知らせる努力をしますよね。
私が言いたいのは、こういうことなんです。
「相手を思っているから、自分の意見が言えません。」って思っていることは
実は
相手を思っているからではなくて、自分のことを思っているからだってことなんです。
ここ、とっても重要です。

誰のためだと思ってるのよー!
思い込みが未消化な思いをつくる
自分が相手にどう思われるのかが気になって、つまり、自分のことを大切に思っていることに気付き、「意見を言うのをやめる」ことは全然問題ないと思うのです。
私が問題だなと思うのは、これ。
先にも書きましたが、その「言わなかった」という思いがずっと残ってしまうのです。
未消化な食べ物のようにずーっと記憶に残ってしまうことが問題なんです。
それは、コンプレッサーで圧縮されたようにたまっていきます。
それがある程度になると、爆発せざるを得なくなります。
それが証拠に、自分軸が弱いとか、他人に左右されるという風におっしゃる方の多くは、イライラしやすかったり、時々怒りを爆発させてしまうことがあります。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”kaon_profile1511.jpg” name=”カオン”] 身に覚えはありませんか?[/speech_bubble]自分のために意見を言わない
だから、相手のために私は自分の意見を言えないって思うことはもうやめましょう。
自分の意見を言わないのは、自分のためなんです。
それでいいんです。

「自分のためだけにしか生きられない」
人は、自分のためにしか生きられない
それともう一つ大切なことがあります。
衝撃の事実です。
人は自分のためにしか行動できません。
それ以外のことをやろうとすると無理が生じます。
すべての人間がそうだとは言いませんが(キリスト等は違ったかもしれません)私たちは自分のためにしか生きられないのです。
親は親自身のために子供を守る
親が子どものことを自分を犠牲にしてまでも守るという行為は、一見、子供という他人のために生きているように見えるかもしれません。
でも、親という役割を自分のためにしていると考えれば、やっぱり自分のために子供を守るという行為なんです。
自分軸と他人軸
ここで絶対に間違えないでほしいことがあります。
それは、「一般的な親」の役割をやろうとしないでください、ということです。
自分の価値観(自分軸)ではなく一般的な価値観(他人軸)を優先させる行為は、先にも書いたように「人のために自分の意見を言わない」というのと同じ行為になります。
もう分かりやすく説明しましょう。
「周りの人が考えている親の行動はこうだから」と考えて、それに准じた行動することは、本当に自分のためにやっていることではありません。
他人の軸によって自分を動かそうとするため、無理が生じます。
それが、自分の価値感とぴったりだったら、なんの葛藤もないと思います。
もちろん、そういうケースもあるでしょう。
でも、もし周りの人の価値観からくる行動をなぞっている場合は、なんらかの違和感や不満足感を感じるはずです。
その不満足感を他で解消するために、何か逃避することや、不満足感を違うもので満足させようとします。
たとえば、お酒や買い物や、極端なカタチでの何かにめり込むなど。
自分軸、自分のために行動するとは
それでは、自分の価値感、自分軸をはっきりさせるための練習方法をお知らせします。
これはとても簡単にできます。
理想の自分軸を見つけるために
たとえば、自分の役割をいくつか書き出してみましょう。
娘
妻
母
○○の会の世話役
など
そして、それらの役割を自分としてはどうしたいのかを書きます。
先の例でいうと、こんな感じになります。
娘 ― いざというときに頼りになる娘
妻 ― 愛される妻
母 ― 子供を信頼する母
○○の会の世話役 ― いつも明るい場を提供する世話役
このリストができたら、自分の行動をこのリストに照らし合わせてみましょう。
両親と会うときは「いざという時に頼りになる娘」として行動します。
何か両親が頼ってきたときに、この状況は「いざというときなのか?ちがうのか?」で判断すれば、頼みを聞くべきか聞かないべきかの指針がはっきりしませんか。
「愛される妻」としては今どんなことを言ったりやったりすればいいのか。
「子供を信頼する母」としてはどんな行動をとるのか。
一つ一つの行動を照らし合わせてみると、段々と自分軸がみえてきます。
自分軸で自分のために行動する
自分のための軸、自分の行動指針をはっきりさせられると、周囲の状況に流されることがなくなります。
そうすると、未消化な自分の考えが残りにくくなります。
イライラしたり、爆発するような怒りから解放されるだけでなく、理想の自分にどんどん近づいていくのがわかると思います。
これが『在り方としてのヨガ』の一部分であり、生活にヨガを活かす一つの大切なポイントです。