今日も僕、コウヘイが書きます。お付き合いください。
僕が家で作る料理
ウチでは、普段はカオンが料理をしています。
彼女が出張中、僕が一人でやること。
それは鍋で玄米を炊く。
玄米、好きなんです。
どうやって食べるか、というと、シンプルにそのまま食べる。
玄米だけで、ゆっくりじっくり食べる。
これが、僕の料理。
どれだけ楽チンなのか、聞いたらビックリするよ。
この炊き方は『びっくり炊き』と呼ばれています。
この方法で玄米を炊くと、普通よりも柔らかく味わいよく炊けるので、玄米が苦手な方や玄米初心者にオススメです。
用意するもの
- 鍋と蓋
- 玄米
- 何でもいいのでカップ
- 水
- 火
- ヘラ
- 鍋つかみ
用意するものはこれだけ。
土鍋である必要はありません。ステンレスなど、普通の鍋で十分です。
僕はサイズの都合上、好きで土鍋を使っているだけです。
タイマーは要りません。耳と鼻があれば十分です。
メモリ付きのカップは要りません。玄米と水を同じカップではかればいいんです。
難しく考える必要はありません。愛情をもって待っていればいいんです。
調理の流れ
簡単に流れを説明します。
鍋に玄米をいれて水で軽くすすいで火にかけて待つ。ある程度したら、水をもう一度いれて、ヘラで混ぜて火にかける。
それでは、早速作っていきましょう。
まずは準備から。
玄米をはかる
手元にあるカップに適当な量の玄米をいれます。勿論、1合や2合、3合とはかってもいいです。
この後、水をはかるときに、玄米の量に対して、何倍という表記をします。
なので、僕は、その後の計算がラクになるようにカップに擦り切り2杯を標準としています。
鍋にいれる
玄米を鍋にいれ、さっとすすぎ、水を切ります。
水を計量して入れる
炊き始めるときにいれる水は玄米の1.2倍~1.5倍。

玄米に水を加える
かなり増えます。この量を覚えておいてくださいね。
火にかける
第一段階
鍋に蓋をして、火にかけます。
初っ端から、強火でいきます。
一気に沸騰させ、吹きこぼれないように火を中火~弱火と調節します。

鍋を火にかけます。
それでも吹きこぼれるなら、蓋をあけて熱を逃がしても大丈夫です。
音が変わってきます。
15~20分すると、沸騰した蒸気が逃げる音がやみ、少しの無音が続いた後、パチパチとはぜるような音が聞こえてきます。
あからさまに違う音なので、気づけるかと思います。この音が合図なので、15~20分をはからなくてもよいです。
この音が聞こえてきたら、蓋をとり注水します。

パチパチ音がきこえると、表面に穴があいてきます。
冷たい水で一気に冷やすッ!
この水を「びっくり水」と呼ぶため、この炊き方が『びっくり炊き』と呼ばれます。
お米に対して、0.8倍~1.2倍の冷たい水を玄米の上からかけます。
このときの水の量で、出来上がりの玄米の柔らかさが決まってきます。
硬めがよければ、水は少な目に。
柔らかめがよければ、水は多めに。
僕が思うに、硬めの玄米はナッツのようです。ポロポロした感じ。甘味は少な目かなぁ?逆に柔らかめの玄米は、白米に近い印象になります。甘味は出ますが、噛む楽しさがちょっと少ないかも。柔らかすぎると白米というよりもおかゆっぽくなりますけどね。

水をかけたら、混ぜます。
水をかけて混ぜたら蓋をして、また煮立たせます。
加熱第二段階
このときも、吹きこぼれないように気を付け、弱めの火で煮ていきます。
目安は10~15分。と言われますが、また音が変わってきて、匂いも俄然変わってくるので、それで判断しても大丈夫です.
蒸したら完成!
第二段階の加熱が終わったら、火をとめて蒸します。5分程度。
5分の長さは適当でいいです。長くても短くても。僕は、これをしなくても全然美味しく炊きあがっていると思います。

【びっくり炊き】玄米の炊きあがり!
始めがどんな量だったか、もう一度載せましょうね。

大分増えたのが分かるかと思います。
さぁ、玄米を美味しく食べよう!
先にも書きましたが、僕はシンプルに玄米を味わうのが好きです。
これをするために、一つ気を付けていることがあります。
それは、お茶碗の盛りを少なくすること。

お茶碗の盛りを少なくすると、玄米を美味しく食べられる。
「この一杯を、きちんと食べよう」という視覚的な情報も加わり、一口に口にいれる量が減ります。
そして、噛みしめようという意識が働きやすくなります。
でも、咀嚼回数は数えない
僕は面倒くさがりなので、何回噛んだかということは一切数えません。
その代わりに、これを意識しています。
口の中の玄米の味がどう変化するのか。
これ、やってみると結構病みつきになるんです。
玄米を美味しく食べられるようになると、白米が物足りなく感じてきます。
玄米の味わい方
玄米の味って、口の中で大きく4段階に分かれると思っています。
- 外側のかたさやプチプチ感をたのしむ
- 中身が段々と出てきて外側の味とのハーモニーが生まれ始める
- 完全に調和され、甘味が出始める
- 甘味からうま味へと変化していって、幸せを感じる
この段階を十分に味わうと、いつの間にか咀嚼回数が増えていきます。そして、嚥下した後、また新たな一口を、0の状態から楽しめることに喜びを感じるようになるんです。
玄米を多く噛まなきゃいけないということが義務的じゃなくなってくるんですね。
食べたくて、玄米を食べるようになる。
咀嚼回数が増えると、必然と食べる時間が伸びるので満腹感も増えてきます。
ちなみに
この『びっくり炊き』で炊くと、普通に玄米を炊くよりも柔らかく、量が多く炊けます。途中でいれる冷水「びっくり水」によって玄米の皮がやぶけて水分の吸収量が増えるから、なんだとか。
ということは、普通に玄米を炊くよりも、食べやすいということ!
なので、玄米が苦手な方や、玄米初心者にオススメというワケ。
最後にもう一度、炊き方をおさらい。
- 鍋にいれて軽くすすぐ
- 蓋をして、強火で沸騰させ、吹きこぼれない範囲で強めの火力にする
(コンロのサイズによっては中火から弱火) - 音がパチパチいい始めたら蓋をあけ、冷水をかけ、かきまぜる
- 再び蓋をして、沸騰させてから匂いが変わってくるまで火にかける
- 蒸らす
- 盛り付けて食べる
皆さんの幸せな玄米生活のお手伝いができたら嬉しいです。
p.s.もし鍋が焦げたら!
始めのうちは、鍋が焦げることもあるかもしれません。
僕の体験談から、ワリと簡単に焦げを落とせる方法を書いておきますね。
- 表面の焦げたお米を落としてください。
- 水をいれてふやかし、さらにお米や焦げをはがす。
- なべ底や側面が焦げだけになったら、一旦水をきる。
- 重曹を多めに投入して、若干の水を加えてこする。
(このときの水の量は、重曹がペースト状にはならない方がよい) - 重曹が足りなくなってきたら追加して、こする。
これだけで、落ちるはずです。もしそれでも落ちなかったら、重曹を水に溶かして、ぐつぐつ煮てからこすると落ちやすいです。
重曹って、掃除にはかなり有用なので、こちらもご覧ください。オススメの重曹も載せてあります。
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