鍋シリーズ第2弾!
今日もぷち鍋マニアの私が15年ほど気に入って使い続けている鍋をご紹介します。
ガス代を1/3に節約、手間を大幅に省くことのできるドリーム鍋。
その名もECOはかせなべ!
ECOはかせなべとは
早稲田大学名誉教授、小林寛博士が考案された鍋です。
応用物理学の小林寛博士が研究されていたものとは……
野菜をゆでる時のお湯の温度によって、野菜の栄養素が変化するということ。
彼は、いろいろな野菜をいろいろな温度でゆでて発見されました。
でも、実際にお湯の温度を100度にしないで保つって温度計でも使わない限り難しいですよね。
そのちょうどいい温度を簡単に保つことができるお鍋がこの「ECOはかせなべ」なんです。
ここからは、はかせなべとして書いていきますね。
なんで最適な温度に保てるの?
もう少し詳しく説明しましょう。
ここを読んでいただければ、ガス代や手間がどうして省けちゃうのかっていうこともご理解いただけると思います。
まずは外見をみてください。

使用感たっぷりのはかせなべ
ちょっと普通の鍋と違いませんか?
この見かけですが、お鍋の胴体部分にはスカートと呼ばれるカバーがついています。
着脱可能なスカートによって、鍋本体の外側に空気の層が生まれます。この層がとっても重要な役割をします。
スカートによって生まれる空気の層のおかげで
- ふつうの鍋よりも早く沸騰する
(沸騰までのガス代節約) - 火からおろした後でも、温度をキープ可能
(沸騰以降のガス代がゼロ)
火からおろした後は、平らなところにおいて外蓋をかぶせて保温調理します。そうすることで、上下にも空気の層ができ、より長い間温度を高く保つことができるのです。
実際の調理例
青菜などの葉物の場合
青菜などの葉物は、沸騰したところに青菜を入れて、少し温度が上がったなと思ったところで、外蓋をして火からおろして保温調理。青菜なら数分。
ブロッコリーなどの固めの野菜の場合
葉物よりも少し長くおくと、ぐらぐら煮ているわけではないので、香りも歯ごたえもある茹で野菜ができあがります。
固めの野菜は、火加減次第で歯ごたえのないものになってしまうのだけど、これなら手間をかけずに本当においしく出来上がる!
麺類の場合
一番らくちんなのは麺類です。
たとえばスパゲッティなどのパスタを茹でる時は、沸騰したお湯にパスタを入れます。麺類が入ると、一旦お湯の温度が下がるのでもう一度沸騰させます。そうしたら、火からおろして保温調理。
火からおろしても、茹で時間は袋などに指示されている通りで大丈夫なんです。
(かなりのガス代節約に!)
煮豆の場合
ふつうの鍋と比べて、笑っちゃうくらいに簡単。
まず、煮豆の手間の一つである水に浸しておくっていう、前準備が必要ありません!
調理方法としては、夜寝る前に、大豆を水で洗い、適当な分量の水を入れて、火にかけます。沸騰したら火からおろして保温調理。あとは寝て待つだけ。
朝にはそのまま食べられるくらいの柔らかさになっているので、そこからサラダにしたり、煮豆として味をつけたり、もう少し煮てやわらかくして味噌作り用にこしらえたり。
煮ている間に火をつけっぱなしにする必要がないので、ガス代を節約できるだけでなく、コンロが空くのでもう一品作るなりできますし、キッチン上がすっきりします。
この鍋を使えば、煮豆料理の概念がちょっと変わるでしょ?
カレーなどの一つ鍋料理の場合
お待たせしました。
みんな大好きなカレー。
これで作るカレーは絶品です。カレーのように、一つの鍋でできちゃう料理は、これがあれば料理に対する感覚がガラリと変わるんじゃないかな。こんなに手軽でおもしろくできるんだー!ってね。
カレーをつくるには、お肉を炒めてから、お水をいれて野菜もいれて沸騰させて保温調理。それから、カレールーをいれて保温調理。それだけ。何なら、お肉も炒めずにそのまま放り込んじゃっていいんじゃないかな。
→食べるときの香りが少なくなってしまう
という考え方もありますからね。
ウチのカレーの場合は、お肉を使わないので、お水をいれて野菜をいれて沸騰させて、保温調理。それから適当なタイミングでルーをいれて、かきまぜてまた保温調理。で、出来上がり。
茹でるよりも蒸す方が好き、というあなたへ
はかせなべ用のメッシュ皿も販売されています。もちろん、サイズもぴったりで、深さもそれなりにあるのでかなり重宝します。
レンジがないウチでは、ごはんを温めるときにこのメッシュ皿を使います。
もちろん、使い方は簡単。
お湯を沸騰させて、メッシュ皿にクッキングシートを敷き、冷えたご飯をその上にのせて蓋をして保温調理。
以上。
簡単でしょ?
なんで「はかせなべ」がいいの?他のとどう違うの?
はかせなべの保温調理は、他の保温調理の鍋とちょっと違うんです。
冒頭にも書いたように、15年くらい使っているんじゃないかと思います。その当時、他の保温調理鍋と比べてみました。
そうしたら、一点、とても大きな違いがありました。
他の保温調理鍋は高い温度が長くキープされるんです。それに対して、この博士鍋は、味が染み込むのに最適な温度まで下がって、キープされるという違いがありました。
味が染み込むのは、温度が下がっていく時なんですよね。
なので、他の保温調理鍋はたとえばそれでカレーを作った場合、ジャガイモは柔らかくなるけど、味があまり染み込まずに仕上がるのです。一方、「はかせなべ」では味も柔らかさも完ペキです。
何年か前に、“その他の”と私が呼んでいる保温調理鍋が、味が染み込みやすくなる改良版を出したという宣伝をしていたのを目にした記憶があるので、今はもしかしたら差がないかもしれませんけどね。
「はかせなべ」の唯一の欠点!
ガス代が節約できて、しっかりと味もしみこみ、手間もかからないという素晴らしい「はかせなべ」にも欠点があります。
それは、見かけがちょっとかわいくない!
私の持っているものより最近のデザインはそれでもよくなっているとは思いますが、ル・クルーゼやビタクラフトとかに比べるとちょっと野暮ったい感じがすることはいなめません……。
私の場合見た目も結構大事なので(笑)
2サイズある「はかせなべ」
[amazonjs asin=”B0039S1TM8″ locale=”JP” title=”ECOはかせなべ 19cm EHN-19″] [amazonjs asin=”B0039S7BFC” locale=”JP” title=”ECOはかせなべ 23cm EHN-23″]お値段、鍋としてはふつうの値段です。もしかしたら人によっては、高く見えるかもしれません。
でも、もう一度書いておきましょう。私はこれを15年くらい使っています。その間、かなりの頻度で使っていますが、構造がシンプルだからなのか、一度も壊れていません。
さらに、ガス代がかなり節約できます。しかも、手間もかからない。
……なんて改めてはかせなべの情報を調べていたら、新しいのがでていました!
[amazonjs asin=”B009BIOFTE” locale=”JP” title=”NEWはかせなべ26cm フライパン兼用”]いわゆる平鍋ですね。直径は他の2点よりもあるけれど、深さがないので、フライパンのように使えるそうです。これはまだ私ももっていないので、購入された方はぜひその使用感を教えてくださいね。
使うだけで味がおいしくなる不思議な土鍋、森修焼に続いて今日は、煮るだけじゃなくて、炒める、焼く、ロースト、炊く、揚げる、何ならスモークもできちゃう「はかせなべ」をご紹介しました。
それでは最後に、鍋おたくが最後に行き着いた3つの鍋のもう一つをご紹介しますね。
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