一年の計は元旦にあり?!
あけましておめでとうございます。
それぞれの場所で、それぞれの思いを胸に、新しい年を迎えられたのではないかと思います。
今年のはじめての記事は念頭に、誰もがたてる目標について。
『目標はたてるな宣言』をしたいと思います。
別に喧嘩売ってるわけじゃないよー(笑)
目標は、なぜたてない方がいいのか
2017年、わたしカオンは昨年前半に【出版】【海外遠征】と飛ばしすぎたせいか、後半はおとなしめの活動をしていました。
このブログも、更新がだいぶスローになってしまいましたーー。
なんでかって?
ブログで伝えたいことを、本にまとめて書いちゃったから。
そんな言い訳もできてしまいます。
でも、それだけではありません。
本を書きながら改めて思ったことがあるんです。
拙書「感じるヨガで、」を読んでいただけた方は分かるかもしれませんが
「十分にその体験を味わう」ことをやっていると、その体験や事柄って自分の中で完結してしまうんです。
自己完結してしまったものって、後になってから文字におこすと、ちょっと難しいなって感じたからなのです。
「十分にその体験を味わう」って?!
これについては、ブログの記事の中や、本の中でも何度も書いてきました。
それに、他の方々も同じようなことを言っています。
だから、だれでも一度は聞いたことがあると思います。
「でも、実際はどんなことなのかわからないなぁー……」
そんな風に思ったことはありませんか。
実際に、初めてわたしのクラスやセミナーに参加された方は、「十分に体験を味わうって、こういうことだったんですね!」と驚かれる方が大勢いらっしゃいます。
それでは、説明しましょう!しかもカンタンに!
「体験を十分に味わう」とは言い換えると
まじりっけなしの感覚に没頭する
ってことなんです。
まじりっけなしっていうのは、これが「良い」とか「悪い」というような自分の判断をすることなく、「楽しい」とか「イヤだな」という自分の感情の色に影響され過ぎることなく、そのままの事柄に集中するということです。
たとえば、

とかじゃなくって

というのでもありません。
突き詰めていくとわかるのですが、「ほめられる」とか「何らかの目標」というものを掲げてしまうと、それには見合う何かを未来に想定しちゃうでしょ?
そこが問題じゃないかなぁと思うのです。
それってば、行為の中にまじりっけアリアリでしょ??(笑)
何故かというと、こうやって未来を想定してしまうと、その想定する未来の通りにいかない結果に当然不満がでます。


なんてね。
うーん……。
分かっていただきたいのですが、これって終わりがないのです。
エンドレスなのですよ。
何か目標のために、いまの自分を抑制したり鼓舞したりして、その結果次第で一喜一憂する。そして、その次に、またその結果にあわせて、次の目標をたてて抑制したり鼓舞したり……。
いつまでたっても、こころが穏やかにならない。。。。
目標に向かうのではなくって……。
禅で只管打坐(しかんたざ)っていう言葉があります。
この言葉の意味は、ただ座るっていうこと。
悟りを得るとか、無になるとかいう目標をたてずに、ただ単純に座るということ。
座る行為そのものが「目的」ということなんです。
やってみるとわかるのですが、行為そのものに集中すると、心がとても安らかになります。
心がとても安らかになるってどういうこと?
これは誰だれでも経験があることだと思います。
掃除を一生懸命やっていたら、いつの間にか集中しちゃって他のことを一切考えてなかったとか、趣味である画を描いていて、氣がついていたら、日が暮れてしまっていたとか。
こういったことをやっているときって、それをするのがいいとか悪いとか、意味があるとかないとか、そういったことは意識にありませんよね。
結果を気にせずに、ただひたすらに、いまやっていることに集中するわけですから、ありのまま、自然のわたしというわけなんです。
そういう時間こそが、まさに
「十分に体験を味わう」という時間なのです。
繰り返しになるのですが、それそのものに没頭するっていうことなんです。
そういう体験をただただ続けていったらどうかな?と思うのです。
それでは、あらためて、2018年について
今年、2018年。
わたしカオンは、みなさんに『目標を手放しませんか?』と提案します。
目標を持たないでどう歩けばいいの??と不安に感じる方もいらっしゃるかな。
でもね、それは、大丈夫。
ヨガ的な生活をしていると、自然のわたしになって、おのずと歩いていく方向がわかってくるし、やるべきことが向こうからやってきます。
これ、本当ですよ。
向こうからやってきた事柄を「自分という道具」をつかって十分に体験を味わうだけでいいんです。
役割や使命が何かなんて考えているよりも、自然体になって応じる生き方をしませんか。
風になびく木のように
空に舞う葉のように
自然に自分を生きる

人生って、そういうことなのではないかと思うのです。
2018年が、あなたにとって、素晴らしい一年になります。