私が信頼する整体の先生が「体の声」を教えてくれる本を出されました!
TREの学びを通じて出会った、私のお気に入りの整体の先生が、ついにご自身の施術哲学をまとめた本を出版されました!この先生の整体には、横浜出張の際には時間が許す限り通わせていただいています。
『恒常性の誤作動: 生命の自動制御機構を正常化するための養生』 – 庵原 央 (著)
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この記事では、この本を読んだ感想と感動をお伝えし、多くの方に読んでみたい!と思ってもらえたらうれしいです。
直近の私が受けた施術について
最近は横浜への出張が減ってしまい、先生の整体に一年ぶりに伺ったのですが、先生から「セルフメンテナンスでできることはきちんとやっている」というお墨付きをいただくことができました。これも先生がいつも温和に、そして真摯に話を聞いてくださり、それに対して的確な指導をしてくださること、そしてご自身の施術がもたらす確かな効果の証だと感じています。
他の整体とは一線を画す「根源へのアプローチ」
私が庵原先生の施術に深く惹かれるのは、一般的な整体とは全く異なる視点で体を診て、触れてくださるからです。
これまで、多くの整体を経験してきましたが、肉体だけに留まらない、より深い部分に働きかける施術が多かったように思います。しかし、庵原先生はさらにその奥、まさに「根源」に触れているのではないかという感覚がありました。
先生の施術について、私が解釈しているのは「筋膜の引き攣れや歪みを繊細に整える」ということ。この繊細さが、私がこの先生の施術を唯一無二だと感じているポイントです。
とても大まかな表現になりますが、繊細な整えによって血流やエネルギーの流れが改善され、結果として体全体の生命力が高まるという施術だと理解しています。筋肉の大きな塊の歪みに直接アプローチするのではなく、もっと微細な、しかし重要な部分に働きかける。まるで、絡まった糸を一本一本丁寧にほぐしていくかのような繊細さを先生の施術を受けるたびに感じます。
「根源へのアプローチ」と感じたワタシの例
たとえば、ワタシの右足首にはひどい捻挫の影響がずっと残っています。捻挫をしたのは中学生の時で、きちんと治り、日常生活で意識することはほとんどありません。ただ、稀に、からだがふと思い出すように痛みや違和感を感じたりします。
たとえばある日の先生の施術では、お腹に触れてもらったとき、腿の付け根が緩む感じがして、その緩みが足首につながっていくというような感覚があったりします。その感覚は、足首だけに留まらず、また違うところが反応し始めたりというように。この“違うところ”とは、意識はできないけれど、捻挫による歪みのバランスを取るためにあちこちで補正した状態が体に刻まれてしまった一部かもしれません。
このように、一見、レントゲンなどでは正常だったり、完治していたように思えるからだの影響を、それも自覚がない箇所までも、その「根源」にアプローチし、一枚一枚薄皮を剥ぐように優しく解いてもらっているように感じるのです。
「痛む場所が原因ではない」という体の真実が、序章から衝撃的!
『恒常性の誤作動』では、私が施術中に先生から伺ってきたお話が、驚くほど分かりやすくまとめられています。特に「その通り!」と感じるのは、「痛みが実際にある場所や動かしにくい場所は、実は元凶ではない」ということ。
私も、ヨガやTREの生徒さんにもこの「痛みが実際にある場所や動かしにくい場所は実は現況ではない」という考え方を伝えています。ですが、この本を読めば、どんな方でも「なるほど!」と腑に落ちるのではないでしょうか。先生の施術を受けたことがない方でも、体の奥深くで何が起きているのかを理解し、自分の体との向き合い方が大きく変わるきっかけになるはずです。
特に序章に載っている実例は衝撃的で、読み進めるうちに「なぜそうなるのか」という原因から結果に至る過程のようなものが、非常に具体的かつ丁寧に書かれている点は、感動すら覚えました。
序章に挙げられていた実例
Amazonの購入ページからもサンプルとして読める実例を少しご紹介しますね。
この方の症状は、頭痛でした。病院で検査をしても異常はなく、薬も効かず、整体でも、鍼灸でも、ヒーリングでも症状が変わらない「脳が締め付けられるような頭痛」だったそうです。その方の原因は、庵原先生によれば、なんと足の指の脱臼!頭痛といえば、頭だけでなく、首とか肩とか背骨くらいまでの予想はするかと思いますが、足の親指が原因だったのです。
その親指の脱臼が治る時に、脱臼によって起こった関節の炎症により、周辺の組織が縮んだまま治癒してしまったことで、なんと筋膜を通じて脳を覆っている膜を捻ってしまっていたということなのです。
こんなことがわかる先生はそんなに多くはないのではないかと思います。
私たちのからだには記録され続けている
こんな風に、体の傷や炎症が表面的には治癒したように見えたとしても、実は内側ではずっと記録されていたままなのです。庵原先生によれば、私たちのからだは、その記録にも関わらず、日々の状況状況に合わせて、普通に振る舞えるように修正してしまっているということです。
この辺りのことは、この本のタイトルになっている『恒常性の誤作動』についてなので、読み進めていくほどに、理解が深まっていくはずです。
「ほっとけば治る」が、誰にでも起こるわけではない理由
私たちには免疫力や自然治癒力が備わっているので、「ゆっくり休めば大丈夫」と思っている人が多いかもしれません。しかし、この本の中ではそれが体が正しく機能している場合に限ると指摘されています。
残念ながら、現代人の体は、自然治癒力が正しく機能できるような健全な状態とはいえない場合が少なくないのです。
さらに衝撃的なのは、時として自然治癒力が、かえって体の機能低下や痛みを引き起こす原因となっている場合もあるということ。この辺りのメカニズムは、実際に本を読んで理解を深めていただくことを強くお勧めします。
私たちが当たり前だと思っている体の常識が、いかに誤解に基づいているかを教えてくれるでしょう。
と、私の感動はここまでにして、読んでいただきたいポイント、生活に活かせるメリットともいえるポイントをいくつかご紹介しますね。
この本の中で多くの方の生活の向上に役立つと感じるポイント
この本を読むと、こんなことに気づき、日常生活の中での気づきや実践に繋がると思います。
- 体の本当の声を聴く大切さ:痛みや不調が何を伝えているのかを理解するヒントが得られます。
- セルフケアの概念を再定義:自分の体の状態をきちんと知ろうという新たな視点を持つことができます。それを踏まえた上で、より適切なケア方法を見つけられるようになるでしょう。
- 慢性的な不調からの解放:根本原因にアプローチすることで、長年の不調から抜け出す道筋が見えてきます。
- より健康的で快適な毎日:体の機能が整うことで、心身ともに軽やかになり、充実した日々を送れるようになるでしょう。
個人による差異はあると思いますが、自分の体との付き合い方がより上手になったなと感じるはずです。
ぜひ、あなたの体と向き合う「光」となるきっかけに
「今まで色々な整体や治療を試したけれど、いまいち改善しなかった」「自分の体の状態がよく分からないけれど、何となく不調を感じる」そんな方にこそ、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
この本は、あなたの体や痛みについての常識を覆し、より健康で快適な毎日を送るための「指南書」となることでしょう。私も、この本を読んで改めて先生の施術の奥深さを感じ、これからも自分の体と丁寧に向き合っていこうと強く思いました。
【本のタイトル】『恒常性の誤作動』
【著者名】庵原 央
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「恒常性の誤作動」は、知らないからと言ってすぐに死に至る訳ではありません。しかし、今既に皆さんが抱えている体の痛みや、自律神経失調症状や心の不調、そして老化や疾病の進行にも確実に関わっており、
そうした状態から抜け出すために、「恒常性の誤作動」を掘り下げて理解し、「恒常性の誤作動」を修正するために必要な「養生」について知ってください。
あなたもぜひ、この本をきっかけに、ご自身の体の可能性に目覚めてください。この本が、今まで諦めていた方の「光」になると、心から願っています
庵原先生のサロン「ビオハーツ」
そして最後に。
もし、本を読むよりも、庵原先生の施術を受けたいと思われた方のために、サロンのサイトを貼っておきます。
サロン「bio hearts」は、国立駅(JR中央本線)より徒歩2分。月火定休で、1日3名までの完全予約制です。気になる方は、サイトから予約していってみてくださいね。