新しい年が近づくと、「来年の目標はどうしよう?」って考える方、多いんじゃないでしょうか?
でも、ちょっと提案です。「来年は目標を立てない」というのはどうでしょう?(笑)
「え、目標がないとなんだか落ち着かない」とか、「日々がぼんやりしてしまいそうで不安」と感じる方もいるかもしれませんね。でも、目標を立てることで寄り道の楽しさに気づけなかったり、うまくいかなかったときに「失敗」というラベルを自分に貼ってしまうのはもったいないと思いませんか?
目標より先に「指針」を持つという選択
目標を立てるのがダメというわけではないんです。でも、目標の前に「指針」を持つことが大事じゃないかなと思います。
「指針」って聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単に言うと「行動するときの土台や方向性」みたいなもの。会社でいう「方針」に近い感じです。目標や目的が「結果」に焦点を当てるのに対して、指針は「どんな気持ちでその結果に向かうか」に目を向けます。
目標と指針の違いを簡単に整理
ここで、「目的」「目標」「指針」の違いを整理してみますね。
- 目的:成し遂げたいことや目指すゴール
- 目標:目的を達成するための具体的な道標
- 指針:どんな方向性や心持ちで行動するかを示すもの
たとえば、「コンビニに早く行く」を目標にした場合。最速で行ける手段を考えて達成できたら満足。でも、失敗したらがっかりしますよね。
一方で、指針として「楽しむ」を設定しておくと、「どうしたら楽しみながらコンビニに早く行けるか?」と考えるようになります。結果的に早く行けなくても「楽しむことはできた!」と自分を肯定できます。
指針があると、結果に振り回されることなく、自分を大事にしながら行動できるようになるんです。
カルマヨガに通じる考え方
ヨガには「カルマヨガ」という考え方があります。これは「行為のヨガ」とも呼ばれ、行動そのものに価値を見いだし、結果には執着しないというもの。
この考え方は、「指針を持つ」という話に通じています。結果ではなく、「どんな在り方で行動するか」に重きを置く。だから、たとえ思い通りの結果が出なくても、「自分はやれることをやった」とその結果をも受け入れることことができるのです。
指針を持つと心が迷子にならない
指針を持つと、心が迷子にならなくなります。なぜなら、行動の基準がいつも「指針」にあるからです。たとえば、結果がどうであれ「自分は楽しむという指針を大事にできた」と思えたら、自分を否定する必要がありません。
私たちはつい、結果で物事を判断してしまいがちです。だけど、その結果に囚われすぎて、自分を見失ってしまうことってありませんか?指針を持つことで、そういった迷いや不安が和らぎ、どんな状況でも自分を大切にできるようになるのです。
在り方を考える新年に
新年の目標を立てる前に、「どんな在り方でいたいか」「どんな指針を持って日々を過ごしたいか」をじっくり考えてみませんか?指針が明確になれば、目標を立てなくても迷わずにいられるようになります。もちろん目標を立てたらその指針に沿って行動していけばいいのです。その指針が、あなたの行動を照らす光になるんです。
在り方を見つけるヒント
「在り方とか指針ってどうやって見つけるの?」と思う方もいるかもしれません。そんなときは、「カオン式在り方としてのヨガ」を参考にしてみてください。これは、日常の中で自分の在り方を見つめるにはどんなことをしたらいいかというのを色々提案しています。他の記事をぜひ読んでみてください。
新しい年、自分の在り方を見つけて、指針を持った行動を始めてみませんか?その一歩が、あなたの人生をより豊かにしてくれるはずです。
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