五感で味わう田んぼでの瞑想:草取りから学ぶ「在り方としてのヨガ」の記録

今日は、お米づくり体験の続きとして、瞑想のことも少し絡めながら書いてみたいと思います。

目次

最高の瞑想!田んぼの草取りで「今」と向き合う時間

瞑想と除草の意外な共通点とは?

わたしにとってお米づくりは、「これ!」と言ってもいいくらいの大仕事。それが、除草です。

除草についてはこれまでも何度か書いたかもしれませんが、除草はまさに“瞑想”です。うまくいけば、の話ですが。

上手くいく時とは、穏やかな心で、ただただ淡々と作業ができる時、ふと良いアイディアや言葉が浮かんできたりします。でも、雑草の勢いに完全に圧倒されてしまっている時は、もうただの絶望の時間となります。「何をやってもダメだな……」と、自分の無力さを思い知らされる苦行のような時間になります。

でも、その無力感をどうやって受け止めていくか──それ自体が、ある意味“瞑想”でもあるのですけれど。(汗)

澄んだ田んぼが織りなす「五感の瞑想」

さて、今朝の草取りは、そういった絶望とは無縁の、理想的な時間となりました。そのことを、今日は少し綴ってみたいと思います。

朝一番の田んぼの水は澄んでいて底がはっきりと見えていながら、陽に照らされてキラキラと輝いています。それだけでも、「わぁ〜」と声に出したくなるような美しさです。

足元から広がる心地よさ

そこにそっと足を入れると、長靴越しにふくらはぎまで伝わるひんやりとした感触。やわらかい泥に包まれる感じが、なんとも言えず心地よいです。初めて田植えをしたときにも感動しましたが、田んぼの泥の感触は、他では味わえない独特のものです。

その感覚をじっくり味わいながら、バランスをとって足裏に触れる底を感じながらゆっくり歩きます。

そして、除草用の大きなブラシを稲の間に入れて、シャカシャカと掃くように動かしていきます。このとき、まるで何モノかの大きな口の中で歯磨きをしているような、そんな不思議な感覚を味わっています。

田んぼの小さな住人たちとの触れ合い

シャカシャカジャブジャブと進んでいくと稲と稲の間を、おたまじゃくしが「きゃーっ」と逃げていく姿が見えます。彼らとまるで鬼ごっこやかくれんぼでもしているような気分になってきて、ついニヤニヤしてしまいます。

その後すぐに、水が煙のようにもやっと濁って、底が見えなくなっていきます。

端で折り返して戻ってくると、さっき通った通路には、小さなヒエ(これが稲にとっては天敵です)がぷかーっと浮いています。この時、ちょっとした討伐というか達成感があると同時に、地中に潜っていながらも芽を出す準備していたコたちがこんなにいるんだーと驚かされます。

一通りシャカシャカが終わったら、浮いているヒエを網ですくっていきます。水面から顔を出している稲に引っかかって溜まっていたりもするので、それらもきちんと集めて、まとめてポイ。そのままにしておくと、また芽が出てしまうので油断は禁物です。

スムーズに進めば、大体2時間で6畝の田んぼの1/3くらいが終わる感じでしょうか。

新月瞑想会がもたらした「未来への光」

そして、ここからが本題です。

昨夜は新月の瞑想会を開催しました。少し前に土星が牡羊座入りしたこともあり、今回のテーマは、

「過去29年間をちょっとだけ振り返り、これからの新しい29年に光を当てる」にしました。

参加された皆さんに、それぞれ29年前の節目となる体験を思い出していただき、そこから始まった今年までの自分の物語をシェアしていただきました。するとびっくりすることにほぼ全員がこれまでの29年が一つのテーマでまとまっていて、そのテーマとなる学びをしてきたのだなと納得できるようなお話でした。

時空を超えて届ける未来へのエネルギー

そして、まさにちょうど少し前くらいから、新しい29年間の始まりとなるような出来事を迎えている方もいらっしゃって、まさにこの始まりのタイミングで、これから続く未来の自分に先駆けてアイとエールを込めて光を送る──そんな瞑想をガイドしました。

それは、未来のどこかで苦しみや痛みや悲しみに出会うかもしれないその時に、そこに立つ自分に、柔らかな希望や、優しさ、強さがもたらされるようにとの祈りのような瞑想です。そんな困難な時に、この過去から送られた光は、自分の内側から打開策の直感として現れるかもしれないし、その瞬間に近くにいる他者からの言葉や行動でもたらされるかもしれないのです。

その時に合わせて、必要な糧となるようなエネルギーを時空を超えて届けるというワークです。

面白いでしょ?でも信じられないかな。

瞑想と日常のシンクロニシティ

そして、今朝。

早速そのエネルギーが、朝の田んぼでの作業に反映されていたように感じられました。

淡々と、気持ちよく、調和された朝の田んぼ時間。鳥やカエルの声を聞き陽の光と風と向き合う静かな対話。それは、まるで昨日送られたアイと光でマシマシになった瞑想のような体験でした。

瞑想で整った自分で、日常を丁寧に、楽しく生きる。それこそが、「在り方としてのヨガ」の実践なのだと、あらためて感じています。

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