毎日頑張るあなたに、少しだけ立ち止まって自分を見つめるヨガ時間を持つことを提案します。今回ご紹介するのは、30代女性のみずほさん(仮名)が在り方としてのヨガを通じて得た変化についてです。
忙しい日常の中で心の平穏を見つけるヒントを、ぜひ受け取ってください。特に、右脳が強い・直観が強いと感じる方には、読んでいただきたいです。
在り方としてのヨガを始めた理由
みずほさんは1児の母で、子どもが小学校に入学したばかりのタイミングでした。もともとフリーランスでデザインの仕事をしていましたが、出産をきっかけに仕事をセーブ。その後も子育てに追われ、自分の時間を持つことが難しい日々が続いていました。
そんな彼女が私のヨガに興味を持ったきっかけは、ブログを読んでいて普通のヨガと違う感じがしたから、だそう。ヨガは生活の中でも色々な活かし方があるという在り方としてのヨガに興味を持っていただけたのかな?と嬉しいです。
これまでもみずほさんは普通のアーサナをするヨガクラスには何回か行かれたことがあったそうです。一度だけ、今まで味わったことのないくらいの気持ちよさを感じたけど、その後のクラスはいつも気分が悪くなってしまったんだとか。
体の声を聞いてあげれば、心に余裕が生まれ笑顔が増える
最初のセッションでわたしはみずほさんの体の様子に注目しました。特に、胃腸が弱い傾向があることに気づいたのです。胃腸の不調は、体全体のエネルギーバランスに影響を及ぼします。これをまず整えることが大切なのではないかなと思いました。そこで、太陽礼拝を提案しましたが、みずほさんは通常の太陽礼拝が苦手だったため(体験した以前のクラスで具合が悪くなったのもこれでした)、ワタシはみずほさんの体に合わせたアレンジ版の太陽礼拝をお伝えしました。
そして次のセッションまで続けてもらうこと、でも具合が悪くなったらすぐに連絡していただくことをお約束して一回めのセッションを終えました。
2回目のセッションの時の感想は
「最初は慣れませんでしたが、アレンジしてくださったおかげでか動きが体にフィットしている感じがして、とても気持ちが良かったです。」
このアレンジ版を毎朝実践することで、みずほさん自身驚くほどの変化を感じたそうです。
「実は赤ちゃんの頃から朝が苦手だったんです。でも、この太陽礼拝を始めてからは、朝がとても気持ちよく、得した気分で1日を始められるようになりました。」
朝が苦手だとは聞いてなかったのでなるほど太陽礼拝は本当に彼女にピッタリだったなと感じました。そして体が整うことで、心にも余裕が生まれ、日常の中で自然と笑顔が増えるようになったといいます。
在り方としてのヨガでの気づき
みずほさんは在り方としてのヨガのセッションを続ける中で、日々の生活の中でどんどん生きやすくなっていくのを実感されていました。
子どもの担任の先生とのやりとりを振り返る
ある時、みずほさんは子どもの担任の先生とのやりとりに悩んでいました。
「先生の指摘は正しいと思うんです。でもその物言いが厳しくて、私自身が傷ついてしまうことが多くて……。」
私は彼女の話を聞きながら、みずほさんは無意識のうちに「先生に認めてもらいたいという思い」が強くなりすぎてしまっているかもしれない、と思いました。そこでそのことを彼女に聞いてみると、こんな答えが返ってきました。
「幼い頃から何でも上手にできるタイプだったので、『できないこと』が嫌で、できるようになることにこだわっていたかもしれません。」
これでは「お子さんをきちんと育てたい」という担任の先生とのやりとりが、いつの間にかいい母親として先生に認めてもらいたいというような自分のエゴで行動してしまっていることになります。
自分の感情と向き合う
それと、彼女はセッション中のシェアリング(セッション開始時の対話の時間)で、担任の先生の言われたことに対して「この先生の教えはもっともだと思うけれど……」と度々繰り返されていました。
“思うけれど……”という言葉を繰り返してしまう裏側には、本当はそう思っていないという本心が隠れています。先生の教えがもっともだと思いたい、思っているということにしたい、という思いです。
もう少し話を聞いていると、彼女は自分を無理にでも納得させようとしているとしているように感じられました。どこか納得できないと直感で感じながらも、です。
「子育てに関しては、先生の方がよく知っているし、経験もある。その通りにしていれば、間違いないのじゃないかと思います。」と彼女。
そこで、私はこんな風にお話ししました。
「先生の意見を参考にすることは大切だけど、デザインの仕事をしていた時のように、子育てでも直感や感性をもっと活かしてみませんか?左脳的な情報も大切ですが、そればかりに頼るとバランスが崩れてしまいますよ。」
いま、みずほさんだけではなく、多くの方が直感よりも、情報で判断して行動されているのじゃないかと思います。思考方法も筋力と同じで、使っていれば使うほどそっちが太くなって、使わない方は細くなります。ということは、みずほさんの場合は、元々細かった左脳の力に頼ることが多くなってしまい、少しバランスが崩れているんじゃないかな、と思いました。
バランスがとれていないものは、必然的に不安定になります。
彼女が不安定になっていたとはいいません。不安定というよりも、自分の行動によって、自分の意図したものと違った結果を引き起こしてしまうことを恐れてしまい(上手くいかない体験をたくさんしていたので)、次の一歩をどうだせばいいのかわからなくなってしまっているように感じました。
もっとお子さんを信じてみませんか。
お母さんだから、お子さんを守り育てたいと思うのは当たり前のことです。
でも、お子さんは、まだこの世の世界に慣れていないだけで、ここに生きることを決めて生まれてきたっていうことを考えたことありませんか。
この前の記事でも書きましたが、子供はちゃんと理解することができます。そうやって、きちんとコミュニケーションをとりあうことで、親子関係がより健やかになっていくんです。
「先生に認めてもらいたい」という気持ちを起こさずに、必要な情報だけを活用して、自分の直感的な感覚を大切にしてお子さんに接することができたらどんな感じかしら。
その先のことをみずほさんに想像していただきました。
そこで彼女はとても重要な気づきを得たのでした。
自分で選ぶ行動の大切さ
みずほさんが、在り方としてのヨガを通じて学んだもう一つの大切なポイントは、自分の行動を意識的に選ぶことの重要性です。私は彼女にこう伝えました。
「無意識に条件反射的に行動してしまうのではなく、『今この瞬間の自分の行動は自分で選ぶ』という意識を持つことが大切です。」
これにより、みずほさんは自分の行動に対して責任を持つという感覚を得ることができました。
「自分で選んだ行動であれば、たとえ結果が思ったようにならなくても納得できます。逆に、たとえば反射的に怒ってしまうと後悔ばかりが残ってしまいますよね。」
みずほさんのこの気づきは、子どもとの接し方にも良い影響を与えました。
「子どもに怒る前に一呼吸おいて、自分がどう行動するかを意識するようになりました。その結果、冷静に対応できるようになり、子どもも素直に話を聞いてくれるようになったんです。」
意識的に行動を選び、それに責任を持つことは、みずほさんにとって日々の生活をより自分らしく生きるということに繋がりました。
日常に瞑想を取り入れる方法
在り方としてのヨガの魅力を感じたみずほさんは、日常生活に無理なくヨガ的時間を取り入れるための方法を工夫しました。
1. 朝の5分から始める
朝の5分だけでも座って呼吸を整えることで、その日のスタートが穏やかになります。
「以前は、朝からバタバタして1日が始まっていましたが、ヨガ的時間を取り入れてからはスムーズに動けるようになりました。」
2. 子どもと一緒にやってみる
みずほさんは、子どもと一緒に簡単なヨガをする時間も作りました。大人と同じように、子どもにも心を落ち着ける時間が必要です。
「子どもと一緒に呼吸を整える時間を持つと、お互いに気持ちが穏やかになります。親子の絆も深まる気がします。」
3. 寝る前のリラックス瞑想
寝る前に短時間でも瞑想を行うことで、後悔ばかりしていた考えのようなものが、自然と「今日も一日頑張ったー!」という自分への労いの思いに変換されて、質の良い睡眠を得られるようになったそうです。
「以前は夜に考え事をして眠れないことがありましたが、瞑想を始めてからは気持ちが落ち着いて、ぐっすり眠れるようになりました。」
あなたも瞑想を始めてみませんか?
みずほさんのように、日常の中で少しずつヨガ的時間を取り入れることで、心と体のバランスを整えることができます。ヨガは特別なスキルが必要なものではなく、誰でも始められるものです。
忙しい日々の中で、5分だけでも自分のための時間を作ってみてください。その時間が、あなたにとって大切な気づきや変化をもたらしてくれるかもしれません。
在り方としてのヨガを通じて、あなた自身の心の声を聞き、より穏やかで満ち足りた毎日を手に入れましょう。
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