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アシュタンガヨガのアヒムサとはー「花の福袋」で氣づいたヨガの教え

目次

花の福袋とアヒムサ――ヨガの教えに学ぶ優しさ

ヨガ的な考え方の基本のキともいえる「アシュタンガヨガ(ヨガの八支則)のヤマ・ニヤマ」。新しい年の新しい記事はこれから時々、ワタシの日々の体験をもとに、この教えをひとつずつ掘り下げて解説していこうかなと思います。

これらは、ヨガティーチャートレーニングを受講した方には必須アイテムです。が、別にヨガを勉強しなくても似たような教えは仏教や他にもたくさんあるし、実際の内容も当たり前なことしか言ってない感じのものばかりです。ヨガ独特の言葉(ヤマニヤマとか)こそ、馴染みがないと感じるかもしれませんが、意味を知れば「なーんだっ」て思う人も少なくないと思います。

ただ、ワタシのトレーニングでは最初の頃に意味の確認程度に学び、その後100時間終えた時点で(トレーニングの半分)、もう一度学び直します。そうすると生徒さんは、もう一段深い意識で理解できるようです。それは日常生活に対する深い観察と関わり方が深化している証拠になります。

八支則は8ステップともいわれているので、階段だから上がったらもう下がる必要ないように思うかも知れませんが、最初に勉強したからいいや、ではなく、何周でもぐるぐるとすることで、まるで螺旋階段を登っているみたい同じ場所に感じる場所でも前とは少し違う景色が見えるように、意識も進化成長できるのだと思います。

ということで、今までトレーニング以外ではあまりちゃんと語ってこなかった、ヨガのヤマ・ニヤマについて掘り下げていこうと思います。

これはヨガ哲学の土台であり、瞑想などを上達させるための準備でもありますが、日常生活の中で心穏やかに生きるための指標を与えてくれるものです。

ヤマ・ニヤマとは?

アシュタンガヨガ(八支則)は、パタンジャリのヨガスートラに出てくるヨガの実践を深めるための八つのステップです。その第一歩となるのが「ヤマ」と「ニヤマ」になります。

ヤマは、他者や社会との関係の中で守るべき倫理的な指針であり、次の5つの教えから成り立っています:

  1. アヒムサ(非暴力)
  2. サティヤ(正直・真実)
  3. アステヤ(不盗)
  4. ブラフマチャリヤ(禁欲・調和)
  5. アパリグラハ(不貪・執着しない)

一方、ニヤマは、自分自身との関係を深めるための内面的な実践を示します。

花の福袋から感じるアヒムサ

先日、普段はほとんど買わない「鉢植えの花の福袋」を買いました。ちょっと割引になっていたのと(笑)、去年引越したこのキッチンと小さなスタジオには花を絶やさないようにしようと思っていたというのもあります。いつもは切り花を飾っているのですが、今回は鉢物しかもすでにたくさんの花が咲いているのが少し見えたので、購入しました。

帰宅してちゃんと中身を見てみると、想像以上に素敵な花が入っててびっくり。店頭では水が控えてあったのか少し元気がなさそうな彼らでしたが、水をあげてしばらくすると、葉の緑や赤や白、ピンクなどの花の色がなんとも目にグググッと迫ってきます。植物だから目にみえるようには動いてはないのに、躍動感を感じてしまいます。

さすが生命力だなーと思っていたら、そういえばヨガでは、自然と触れ合うこともアヒムサの一環と考えることができるのだと思いました。

植物の世話をすることは、自然への優しさを示す行為です。そして、自然がもたらしてくれる癒しの力を受け取ることで、私たちは優しさを互いに交わし合う関係性を築くことができます。花の鮮やかさと穏やかなエネルギーに触れながら、私は自然の中にある「循環する優しさ」を体験しているんだなと感じました。

自分自身へのアヒムサ

アヒムサの教えは他者や自然だけでなく、自分自身にも向けられます。私たちは日常生活の中で、つい自分を責めたり、過度に完璧を求めたりしていませんか?

自分のためにと思って、自分を叱咤激励鼓舞することは、時には負担になっていることもあるでしょう。

自分に対するアヒムサってもしかしたら一番難しいかも知れません。近い存在の家族に対しても同じです。期待しすぎて求めすぎてしまっていませんか?

なので自分のことをどれだけ客観視できるかどうかの指標になります。

期待しすぎず、今を受け入れる心の余裕――これこそが自分自身へのアヒムサの実践たと思います。

日常にアヒムサを取り入れる

いつもお話ししているようにヨガの実践は、ポーズや呼吸法だけではありません。

日々の中でヤマニヤマの実践(今回フューチャーはアヒムサ)を意識することにこそ、その真価があります。なぜならヨガの目的は自分の神性とつながること、もしくは自分が自然の一部だと思い出すこと、にあるからです。

なので、植物を育てることもその一つ。

植物を育てることが苦手なワタシもここで少し意識を変えて見ようかなと思います。

自然への感謝と優しさを持つことで、ワタシたちの心は穏やかになり、その穏やかさは周囲にも広がっていくはずです。

アヒムサを意識すると、他者や自然だけでなく、自分自身との関係性も整っていきます。それは、「今ここ」を大切にするヨガの哲学そのものだからです。

アヒムサの教えを日々の光に

ワタシは新年早々、初めて買ってみた花の福袋を通して、ヨガのアヒムサという教えを改めて感じ直すことができました。自然の優しさを受け取りながら、自分にも、周囲にもその優しさを広げていく――これがヨガの目指す調和です。

これからもヤマ・ニヤマの教えをテーマに、日々の出来事とリンクさせたコラムをお届けしようと思います。思いついたら、なのでこのシリーズは不定期でが、次回はまた別の体験に対応した教えを取り上げていきます。どうぞお楽しみに!

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