この記事は2015年11月11日に公開した投稿をリニューアルしてお届けしています。
こんにちは。今日は、公式LINEにご登録いただいている方から最近よくいただく質問や感想について、お話ししようと思います。実はこの内容、元々10年前に書いた記事なんです。今回、ブログのリニューアルに合わせて手直しをしながら再公開しています。
最近はメールマガジンよりも手軽にコミュニケーションがとれるツールとして、公式LINEにご登録いただく方が増えました。LINEだと「ちょこっと質問したい」という場合でも気軽にメッセージが送りやすいですよね。そのおかげもあって、たくさんの感想やご質問をいただけるようになりました。
この記事を読んだあと、「私も質問があったらLINEに登録してみようかな」と思っていただけたら、とっても嬉しいです。
公式LINEで寄せられた感想と質問
「眠くなる呼吸法、やってみました!」
先日公開した動画でご紹介した呼吸法について、真貴子さんからこんなメッセージをいただきました。
おはようございます。
朝風呂に入りながら動画を見て、「眠くなる呼吸法」をやってみました(笑)。
私の場合は、眠くなるというよりも気分がスッキリして、頑張らなきゃという力みがなくナチュラルな瞑想状態に入った感覚です。
この呼吸はカオンさんがオリジナルで考案したものですか? それとも、もともとある呼吸法なんでしょうか。
たしかに、呼吸法を実践すると眠気を感じる方もいますし、真貴子さんのようにスッキリ感や気持ちよさを感じる方もいらっしゃるんです。どちらも自然な反応ですので、ご安心くださいね。
「眠くなる呼吸法」とは深い瞑想状態へ導く手段
深い瞑想状態とは?
私が「眠くなる呼吸法」とお伝えしているものは、実は深い瞑想状態へスッと入るのに役立つ呼吸法です。瞑想という言葉を聞くと、少し難しそうなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、その本質は「意識を澄ませること」。
よく私が使う比喩が「コップの中の水」です。コップの水が意識で、その中に浮かんでいるゴミやチリが日常的に意識している事柄だと思ってください。
浮遊物とは?
コップの中に浮いているのは、大小さまざま、色も形もいろいろな浮遊物です。これは「今わたしが考えていること」「気にしていること」を表しています。
コップの水とは?
この水こそが、私たちの「意識」そのもの。
普通に生活していると、たくさんの情報や思考が入り混じって、水が濁りやすい状態になっています。すると、この濁りによって、大切なこと(大きな浮遊物)が見えにくくなってしまい、重大なことやきちんと考えなくてはならない考えを観察したり、集中できなくなってしまうんです。
瞑想で意識をクリアにする
瞑想とは、コップの中のチリやゴミを沈殿させ、限りなく透明な意識の状態に近づけていくこと。そのためのいろいろな方法論が「瞑想法」と呼ばれているわけですね。
そして、今回のこの呼吸法は、水を一気にクリアにしてしまう方法なんです。
瞑想初心者の方は、意識が澄んで頭の中がスッと軽くなった瞬間、眠気を感じることがあります。これは、いつも頭の中にたくさんあった浮遊物がなくなり、意識をクリアな状態で保つことに慣れていないためです。「つい寝落ちしそうになる」感覚の原因ですね。
意識がクリアになっている状態を何度も繰り返し練習することで、静かで集中できる瞑想状態をだんだん維持しやすくなります。
意識をクリアにすることに慣れている人は眠くなりにくい
真貴子さんが「私は眠くはならず、すっきりした感覚になりました」とおっしゃったのは、ある意味とても自然なこと。おそらく真貴子さんは、日頃から瞑想やリラクゼーションに慣れていらっしゃる方なんだと思います。
そのため、すぐに深い呼吸の恩恵を感じとれたんですね。もしみなさんがこの呼吸法を試して「すぐに眠くなるんだけど……」という場合は、まずは瞑想の基礎練習だと思って続けてみてください。
繰り返すほどに、自分の意識がどのように澄んでいくのかをしっかりと体験できるようになります。
実践のポイント:眠らずに続ける工夫
この呼吸を「眠くなる呼吸法」として行うと、本当に眠ってしまう方も結構多いんです。でも、真貴子さんのように、瞑想の経験がある程度あったり、意識を切り替えるのに慣れている方は「気持ちいいスッキリ感」を味わいやすいんですよ。ですので、
- ちょっと仮眠を取りたいとき
- 深い瞑想状態を体験したいとき
この2つのどちらの用途でも使える呼吸法です。寝落ちしそうなときは、一度背筋を伸ばしてみたり、座り直してみたりすると意識を保ちやすくなりますよ。
瞑想慣れしていない方へ
「瞑想ってやっぱり難しそう」「なんだか眠くなってしまう」という方こそ、この呼吸法は試してみる価値があります。なぜなら、雑念をゆるめて穏やかな気持ちになる感覚を体験しやすいから。最初は寝てしまってもいいんです。「また起きたらやろう」と気軽に構えて繰り返すうちに、だんだん深い瞑想状態をキープできるようになりますよ。
呼吸法は私のオリジナル?
さて、真貴子さんが疑問に思われた「この呼吸法はカオンさんオリジナルですか?」というご質問について。たしかにヨガには、片鼻呼吸という有名な呼吸法があります。
今回ご紹介している方法は、その片鼻呼吸を少しアレンジしたもの。私自身の実践のなかで自然に出てきた呼吸でもあるので「私のオリジナル」と言えなくもありませんが、ヨガの伝統にある呼吸法をベースにしている以上、私ひとりの力というより“教えやソースにインスピレーションをもらって誕生した形”という感覚が近いですね。
質問したいときは、ぜひ公式LINEから
今回の記事は、10年前に書いた内容をベースにリライトしたものですが、この10年の間にヨガや瞑想のやり方もずいぶん広く知られるようになりました。それでも、実際にやってみると疑問や戸惑いが出てくることってあると思うんです。そんなときは、遠慮なく公式LINEからご質問ください。
私がこうしてブログを書いたり、動画を配信したりするのも、みなさんとのやりとりを通じて新しい気づきが得られるのが大きな理由です。「こんな感想を持ちました」「こういう質問があるのですが…」など、ちょこちょことメッセージいただけると私も嬉しいですし、他の方にとっても貴重な情報になるんですよ。
もし「ちょっと聞いてみたいな」と思うことがあったら、公式LINEに登録してメッセージを送ってみてくださいね。
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