何でもかんでもランク付け!
トップ10!っていうと何か、心惹かれますよね。
ブログでは、読んでもらうために使われる常套手段なんです。
「~のための3つ」とか「最低限の5つ」とか「7つのリスト」とか。
特に7っていう数字は好きな人が多いみたいです。
まずはこのサイトを見てみてね
このサイトは、何でもかんでもトップ10に仕立て上げてしまうみたい。
それで、前からお話しているKripalu、クリパルがその中で選ばれていました。
その記事がこちら。
TOP 10 YOGA AND MEDITATION RETREATS IN THE US
記事タイトルを私なりに訳すると「アメリカにあるヨガや瞑想センターのトップ10」って感じかしら。
このページの一番上に、Kripaluが載っていました!
とびきりのKripalu
説明は、こんな一文から始まります。
Kripalu is an ultimate wellness destination
クリパルは、究極のウェルネスの目的地です。
実際に、その通りだと思います。それについては、昨日書いたとおり。
この記事にも書かれていますが、ホントに色々なプログラムが組まれていて、約600人も宿泊できる大きさのKripaluは、まさに全米最大級なんじゃないかと思います。
Kripaluの次に挙げられているEsalenと一緒に、東のクリパル、西のエサレンなんていう言い方をしている人もいました。
このKripalu、一泊約2万円するんです。時期にもよりますが。
でも、この2万円って、Dorm、つまり一番安い共同部屋に宿泊するときの価格。二人部屋や三人部屋となったら、この価格よりも更に上。
これを高いとみるか、妥当とみるか、と言われたら、私は妥当かな、と答えます。ここで提供されている食材や、無料で提供されているプログラムの数を考えたら2万円は適正でしょう。
そこに6か月間も滞在していました。
私とコウヘイは、ここに6か月間も滞在していました!
えっと、ちょっと金額を計算してみますね。
2万円×2人×30日×6カ月=720万!
すっごいお金持ちでしょー!!
……なんていうワケではありません。
その滞在費、ほぼ無料といってもいいくらいでした。
それはね。
ボランティアプログラムに参加していたからでした。
カルマヨガとしてのKripaluのボランティア
カルマヨガというのは、行為のヨガともいいます。
見返りを求めることなく、目の前に現れたことを一つ一つ当たり前として行っていくことで自分の心を整え、浄化していくということ。
それが当たり前のように行える環境として、Kripaluのボランティアがありました。
つまり、そこで与えられた、あるいは自分の望んだ仕事をするということ。食事や宿泊設備はプログラムに参加している権利として与えられます。
一般社会のように、生活のために仕事をするという環境ではないんです。
ただ、ヨガのプログラムとしてやっているので、あまりにも怠けていたり、態度が悪かったり、問題を起こしていたら、やめさせられることもあります。現にそういう人もいました。
ボランティアプログラムの仕事内容
この巨大な設備を運営するために必要な作業の半分をボランティアが支えていました。
過去形なのは、現在募集をストップしているため。
ボランティアの仕事には、いくつかの種類があります。
- 野菜の下準備
- 皿洗い
- ゲスト用プログラムの備品準備や片付け
- 室内掃除
- 屋外の芝刈りや設備のメンテナンス
- 到着したゲストの案内役 などなど
このプログラムに応募するときに、いくつか候補をあげて、割り当てられるというわけ。
勿論、調理や備品の管理、ゲストの予約受付や室内のしっかりとした清掃といった仕事は雇われている人たちの仕事。なので、運営はしっかりとこなされていましたよ。
なんといっても最大で600人もが泊まりにくる施設ですからね。
私の仕事は、といえば。
仕事毎に、行動する時間も違えば、その長さや重度も違います。なので、途中で希望があれば、プログラムのマネージャーや、仕事のリーダーに話をして他の仕事へと移ることも可能でした。転職みたいですね。
私は、料理が好きなので、野菜の下ごしらえを第一希望にしていました。
英語があんまり通じなくてもできそうでしたから。ははは。
そして、同じようにキッチンの仕事であるお皿洗いを、第二希望にしていましたが、まさか……。
これも面白い縁があったんです。
昨日の記事にも書いたダイニングホールには、食べた後のお皿を片付ける、大きな機械があります。大きな受け皿が5,6段縦に積み重なって、左から右へグルングルンまわってる機械です。
初めて、Kripaluに滞在したとき「この機械の後ろはどうなってるんだろう……?」て思っていました
まさか、その後、約一年後に実際にその後ろ側に立つことになるとは!
これもワクワク心による引き寄せかな、なんて思いました。
ちなみにコウヘイは室内掃除
掃除好きな彼は(整理整頓がうまいわけではない)室内掃除。
午前中に施設内のトイレ半分、約8か所をまわり、ルームメイキングや、ながーい廊下を掃除機がけしたりする仕事。
彼の仕事は朝イチから夕方まで。私の仕事は昼食が終わる頃から、夜中まで。
男女で宿泊する場所が違うので、休日や休み時間に一緒に過ごす程度でした。まさに仕事をしながらのデート的な。
もっとすごいボランティアプログラムの内容!
カルマヨガとしてのプログラムなので、隔週で色々なヨガのクラスが組まれていました。
先日書いたリストラティブヨガもその中の一つ。
その他には、ヨガ的なコミュニケーションの取り方や、ヨガ的な思考の基礎知識など。
さらにすごいのは、仕事が休みの時間や休みの日はゲストと同様に無料プログラムにいくつでも出ていいということ!
もっとすごいのは、2つの週末有料プログラムを受けられるということ!
これ、先生にもよりますが受講料は3万円くらいします。それをお金を払わずに受けられるんです!しかも、宿泊場所もボランティア用ではなくゲスト用を使わせてもらうことも可能。その場合は、共同部屋ではなくって、2人部屋とかなので、一泊2万5千円くらい。
なので、プログラム2つで本来約10万円かかるところが無料なわけです。
もっとプログラム受けたい場合は、いくらか払えば受けれるようになっていました。
こんなにすごい特典があるとは申込前は一切知らなかったんです。なので、これは嬉しいビックリでした。
こういったプログラムの概要や実施内容、スケジュールの説明を初日に受けて、改めて思いました。
仕事をお金(見返り)に換算することなく、純粋に、その行為を喜びとすること
というカルマヨガを、生活ベースで体験するのがKripaluでのボランティアプログラムだと。
これって、すごい贅沢!!!
ボランティアの総数は約60人
私とコウヘイがボランティアにいたときは、全員で約60人を越えるくらい。
1期間は当時4カ月でした。それを私たちはちょっと延長して6カ月に。
その前の回から引き続き参加する人が約20人くらいいたかな?
アジアからは私とコウヘイだけ。
一番の友達になったスウェーデンから来たサビーナは何度か書類で落ちて、インタビューでも落ちたことがあると言っていました。
そして、今回も実は決まっていた人がギリギリでキャンセルした都合で、次点だったサビーナが繰り上がって参加許可が下りたとか。
だから慌てて飛行機に乗って来たので、半日ほど遅れての到着だったんです。
私は、こんな英語の私でも受かっちゃったから、本当はだれも落ちてないのかなって思ったら、そうでもないことがわかって、びっくりしました。
英語がほとんどできない私が、どうやってここに応募して受かることできたのか。
それはまた明日お伝えしますね。
プログラムマネージャーのインタビュー動画!
っていう記事を、書いてたらFBで、当時のプログラムマネージャーがニュースに出たよ、っていうシェアが流れてきました。
Kripaluについて、もうちょっと知りたい方は是非みてみてね。
http://wnyt.com/article/12415/?vid=2707140&v=1
久しぶりに彼、Micah<マイカー>の声を聞いて懐かしくおもいました。
後日書きますが、Skype面接の相手は彼だったんだよなー。
コメントを残す