「美しい人って、どんな人だと思いますか?」
こう問いかけられたとき、あなたはどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。そして、「自分自身を美しい人だと思いますか?」と聞かれたら、素直に「はい」と答えられるでしょうか。
今回は、「美しさ」という言葉が、外見だけでなく内面や在り方にも深く関わっていることに気づいた経験を、ヨガ講師であるワタシの視点からそっとお話しします。瞑想やヨガの智慧を活かしながら、内側からの美しさを育てるヒントをお伝えします。この記事を読んだ後、あなたがより「自分らしい美しさ」に気づ蹴たらいいなと思います。
発端は、ある方の一言でした
先日、ある方にこう言われたんです。
「あなたって、自分を美人だと思ってないでしょーー」
「えーーーーっ」と返しながらも、「だって美人じゃないでしょ、ワタシ……」と、喉元で言葉が絡まるような感覚がありました。頭の中では、自分が美人じゃない条件をいくつか挙げつつ、それを口にするのはなんだか言い訳がましい氣がして、はっきりと言葉にできなかったのです。
結局、その場の話はなんとなく終わってしまいましたが、その一言は小骨のように私の中に引っかかり続けました。
喉に刺さった小骨のような違和感
あの日以来、「美人」「美しい人」っていったい何だろう、と時々考えるようになりました。正直、今まであまり真剣に考えたことがなかったのです。「美人になりたーい!!」という素朴な想いはあるけれど、ではワタシが思う「美しい人の条件」ってなんだろう?
美しい人の条件を考える
外見基準ばかり浮かぶ自分にショック
いざ条件を挙げようとすると、目鼻立ちがはっきりしている、手足が長い、肌が透き通っている……など、どうしてもステレオタイプな外見的特徴ばかり。そういった要素は、自分では変えようがない部分が多いですよね。
それでも、「美しいものを身に着けたい」と思ったり、似合う服やアクセサリー、髪型で自分を引き立てようと考えたり、姿勢を良くしてシルエットを整えることはできるかもしれない。そう思っているうちに気づいたのです。
ワタシが考える「美しさ」は、いつの間にか見た目ばかりだった! 内側を見ることを大切にする「在り方としてのヨガ」に携わっているはずのワタシが、意外にも美しさについては外見的な基準にとらわれていたことにショックを受けたんです。
外見の美しさの基準って何?
そんなとき、とある衝撃的な動画を目にしました。黒人の小さな子どもたち(2、3歳くらいでしょうか)に白人の人形と黒人の人形を見せ、「どっちがかわいい?」と尋ねると、全員が白人の人形を指差すのです。さらに「どっちがみにくい?」と聞かれると、黒人の人形を指す。そして「あなたはどっちに似ている?」と問われると、彼らは黒人の人形を指しました。
この動画の背景には人種差別や自己否定があるのでしょう。でもワタシが感じ取ったのは、ワタシたちは「美しさ」に対する偏った基準を無意識のうちに植えつけられている可能性がある、ということでした。
「私は美人じゃない」は思い込みかも
冒頭で口ごもった「自分が美人だと思ってないでしょ」という問いに答えられなかったのは、私が「はっきりとした目鼻立ち」や「手足の長さ」といった基準に自分が当てはまらないと知っていたから。でも、それは本当に普遍的な美しさの基準なのでしょうか?
世の中にあふれる広告や、もてはやされる特定のスタイルから、「これが美しいんだ」と思わされているだけかもしれない。実際、私が今まで出会ってきた人たちのなかには、いわゆるステレオタイプ的な美人の枠に入らなくても、輝くような美しさを持つ人がたくさんいました。
内面の美しさは手つかずだった?
ここで、もう一つ自分自身に問いかけてみたんです。「私は内側の美しさのために何か行動しているだろうか?」瞑想をしたり、ヨガで内面を見つめたりしているはずなのに、美しさに関しては外側ばかり意識してきたことに驚きました。
がーーん、と打ちのめされる感覚。でも、ここからが大事なポイントです。
内側を美しくするためのヒント
「内側を美しくするには?」と改めて考えると、すでにやっていることがありました。
- 瞑想:心の雑草を丁寧にお手入れし、感情の消化が苦手な自分を整理する。
- 空を見る:大いなる自然の内側にいつでもいるのだと気づくことで心の安定を思い出す
- 読書:新しい情報に触れることで内的世界を深く広く探検する
- 料理やお裁縫など手を使うシゴト:手を通して実はアイ(愛)を放出している
あれ、ワタシ、もうやってるじゃないですか!
ただ「内側を美しくする意識」を持っていなかっただけ。
意識を変えれば結果も変わる——ヨガでもいつも学んでいることなのに、これには新鮮な発見がありました。
私が思う「美しい人」とは
もし今、「美しい人になるにはどうすればいい?」と聞かれたら、ワタシはこう答えます。
誰かが決めた美の基準から抜け出して、自分を美しい創造で満たすこと。
美しい創造って何?とまた質問されそうですね。(笑)
自分が心が動くものをたくさん見て、感じる、そしてその時の心の様子を記憶しておく
その時の心の在り方が自分らしい美しさの基になるのではないかなと思います。
なんだー。結局自分らしさに戻ってきてしまったわ。(爆)
ワタシらしくあること
あなたらしくあること
それにはあなたがあなたのことをよーく知らないと、ということで
美しい人になるために
『在り方としてのヨガ』がオススメです‼️
ということでお後がよろしいようで。
他のワタシの記事も読んでいただけたら嬉しいです。
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