この投稿は、以前別サイト(note)で掲載していたものを、ブログのリニューアルに合わせてリライトしたものです。
こんにちは。いつも真面目に学び続けていらっしゃるあなた、そして「理論はわかっているはずなのに行動できない…」簡単に言うとわかってはいるけど、できないと感じているあなたへ。
今回は「在り方としてのヨガ」に集まってくださる生徒さんとのやり取りを通して、“わからない状態”にあることの大切さをお伝えしたいと思います。
ワタシが主宰する「在り方としてのヨガ」のレッスンにいらっしゃる生徒さんのお話を伺うと、いつの間にか落とし穴にはまって身動きが取れなくなる方が多いように感じます。純粋で真面目に頑張っている方、そして周囲からは「何不自由なく幸せに暮らしているだろう」と思われるような方ほど、理由がよくわからない不調や心のモヤモヤを抱え、どうにかして解決したいとがんばってきた方のように思えます。
まるでわかっているのに、行動できないのはなぜ?
実際に私のヨガレッスンへいらっしゃる生徒さんの多くは勉強熱心です。調べるだけではなく、実際にカウンセリングや病院に通って原因を探ったり、現状を理解しようと、ワタシのレッスンに来る前に随分と努力してこられた方が一定数いらっしゃいます。
初回のセッションでお話をお聞きすると、「もう大体のことは知っています」と言えるほど情報をたくさん持っているんです。それなのに多くの方が口をそろえて「わかっているのに、それができないんですよね…」とおっしゃいます。この“わかっているのにできない”が、純粋で真面目な方たちにとっての大きな落とし穴になっているように思います。
そういう方々には、ちょっと厳しく聞こえるかもしれませんが、わたしはこうお声がけすることがあります。「できないってことは、わかってないのではないですか?」と。すると、大抵の方は真顔になったり、ときにはムッとされる方も。
わからないって悪いこと?
ここで気づいてほしいのは、「わからない状態を悪いことだと思い込んでしまう」という落とし穴です。純粋で真面目な方ほど、「わからないままでいるなんてダメ」と思ってしまいがちです。なぜなら、分かろうと努力しているので、わからないことは努力が足りないからだ、自分がダメだからだ、と考えてしまうのです。
それが居心地の悪るさを生み出します。それはそうですよね。ずっと自分にダメ出ししている状態は味方から攻撃されているみたいなものです。それが長く続いてしまえば、病気になってしまうかも知れません。そこで、ある意味本能で急いで“わかる状態”に飛びつこうとしがちです。でも、それは理論や理屈で頭をいっぱいにして、「わかったつもり」になってしまうやり方かもしれません。そこで状況が変わらなければ、このやり方ではダメなんだと判断してまた新しい何かを見つける旅に出なくてはなりません。
例えば餃子の作り方をどれだけ勉強しても、一度でも実際に作った人のほうが、リアルな感覚をつかんでいますよね。ヨガにも同じことが言えます。体験を通してカラダがわかるまで待つからこそ、本当の意味で腑に落ちる“わかる”にたどり着けるんです。
わかるために必要なのは“体感”
ヨガは「統合」という意味を持っています。
バラバラに学んできた知識や理論を、カラダを通して理解するツールとしてデザインされているんです。
だからこそ、ただ頭での納得だけでなく、ヨガで体感を受け取り「あ、そういうことか!」と感じることが大切なのです。この体感を受け取る準備は、実は「今はわからない」とココロをオープンにしていないと受け取れません。
そして、このわかろうとするプロセスである「わからない」という状態はとっても大切だとワタシは思います。
なぜなら、わからないということは、
まだまだ 今はわからないくらい の無限の可能性が広がっているという証拠だからです。
自分にはまだまだ無限の可能性があるってとっても素敵なことではないですか?
わからないことの可能性を楽しもう
ここでポイントになるのは、わからない状態を受け入れることの大切さです。
わからないという状態を受け入れられると、本当の意味の謙虚さが育まれていきます。
謙虚と謙遜はまた少し違うので、これについては改めてお話ししたいと思っているのですが、まずは「わからないままでいる自分もOK」と許してあげましょう。
このわからない状態もずっと続くわけではないから、焦らず、でも諦めずに、わかったと腑に落ちるのを待とうと思っていただけたらいいかなと思います。
繰り返しになりますが
「わからない」からこそ、新しい発見や学びを得るチャンスがたくさんある!ということです。
純粋で真面目な方ほど、「正解に早く到達しなくては」「不調や不安をすぐに解決しなくては」と思いがち。でも、わからないままでも大丈夫。逆に、そこに秘められた可能性を待つ時間を楽しんでほしいなと感じています。
まずは一歩踏み出してみませんか?
もし、たくさん勉強したのに、なんだかその学びが実生活に活かされている感じがしないなと感じていらっしゃるなら、それはヨガへの新しい一歩を踏み出すチャンスかもしれませんよ。
実際に体験された方の多くは、「今まで学んだことが全部繋がった!」「点と線だったものが面になった!」と喜んでくださっています。
在り方としてのヨガで腑に落ちる“わかる”が訪れます。
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