目標をたてないという提案を前回のブログではさせていただきました。
でも、少し経ってみて、「何をしていいのかわからない」とか
「やっぱり目標はあった方がいいのじゃないの?」とか
そんなことを思った方もいらっしゃるのではないかな?
カオンの言っていることはよくわからん……なんて(笑)
そんな方のために、今回は補足のブログです。
「目標」の前に必要なもの!!!
実は目標を持つこと自体がよくないのではなくて、目標を持つ前に、持つべきものがあるんじゃないかなーと思います。
それは「指針」。
これを読むと、前回のブログもぐーーんと理解が深まるはず。
指針と目的、目標ってどう違うの??
目標、目的、指針って、同じように目指すところを示すことばですね。
目標とは 目的に達するための目印
目的とは 成し遂げようとすることがら。行為の目指すところ。
指針とは どのようにすすめたらいいか、方向を示すもの。
目標や目的はより具体的で行為のめざすところ、すなわち結果をさしています。
一方、指針は、どのようにすすめたらいいかというような、行為そのものというよりも、それを行う時のベースとなる状態、またはその方向を意味しています。
わかりにくいかな?
たとえ話をしてみましょう。
たとえ話〈目標・目的だけの場合〉
目標、目的をコンビニに行くと設定します。
コンビニに行く方法はなんでもいいですね。
歩いて行こうが、バスに乗ろうが関係ありません。
でも「コンビニに早く行く」を目標にすると、早く行ける交通手段を考えます。
そうすると行き方が少し制限されて、一番いいなと思う方法でコンビニに行きます。
そして自分が設定した「コンビニに早く行く」という目標、目的を達成できた時はうれしい。
でも、そうでなかったら、落胆してしまうということです。
だから目標なんて決めない方がいいんじゃないっていうお話でした。
たとえ話〈指針があった場合〉
それでは指針を「楽しむ」に設定してみましょう。
その上で目標、目的を「コンビニに早く行く」ということにします。
目的や目標に、この「楽しむ」という指針が加わったらどうでしょう?
そう。
「自分が楽しみながらコンビニに早く行く」にはどうしたらいいかなーと考えることになるわけです。
そして、結果的に早くコンビニに行くことが達成できなかったとしても、指針としての「楽しむ」ことができていたら、それほど落胆しなくてもいいですよね。
やるだけのことはやったと自分をさわやかにほめてあげられると思います。
たとえ話〈解説〉
何となくわかりましたか?
この【目標】というのは「コンビニに早く行く」でも「夕食の準備をする」でも、どんな行為でもよいんです。
その行為をどんな心持ち(状態)で行うのかが重要なのだということなんです。
その心持ち(状態)を示すことばが、すなわち「指針」。
そんな風に感じてもらえたらうれしいな。
そして、わたしがずっと発信しつづけていることがこれなのです。
「あなたはどんな在り方で生きていきたいと思いますか?」
これがはっきりと決まったら、もう怖いものないよ。
だって「在り方」が決まったのだから。
どんな目的、目標、行為に関しても、それを指針としてやっていけばいいだけなのだから。
分かりやすくいえば、迷いがなくなるのです。
いつだって、その「自分の在り方」という指針に照らし合わせることができるのだから。
自分の在り方がわからない方、模索している方に向けて
「カオン式在り方としてのヨガ」は
そんな方が自らの光となれるように
発信、活動しています。
そっか!目標よりもまず指針を考えた方がよさそうなんだ!