今日は関西ツアーの記事を一旦おやすみして、感情を表現する方法の一つにこんなのどうですか?という提案です。
実際に、私がこうやって喋ってみて、とても心地よくいられたというお話です。
この方法をやっていくと、この2つの利点があります。
- 自分の中のブロックに気づく
- 自分の意見を言えるクセがつく
ひとまず、話を始める前にこちらをご覧ください。
おはよう、おかえり、ノーー!
「おはよー」って聞こえませんか?
次の動画は、超短いですが、ちゃんと日本語です。
「おかえりー!」って聞こえません?
ノー、ノー、ノーと何でもかんでも否定しちゃう……。しかも毛は逆立っているし、耳が伏せてあるから、本当にNO!って思っているんでしょうね。ロシア(と思われる)のネコちゃんだけど……。
これは、ちょっとかわいそうなくらいの叫び方。そこまで叫ぶなら、やめてあげればいいのに、って思ってしまいます。
動画でしゃべるネコたち。
こういう子たちは、もしかしたら前世は人間だったんじゃないかなとか思ってしまいます。だって、人間が分かるような言葉を発しているわけですからね。
こんな動画を見ながら、そういえば私もネコ語を話したことがあったなーと思いだしました。
慣れない環境で、しゃべれない言葉を話すって大変!
初めてコスタリカへヨガのプログラムを受けに言った時のこと。
一か月間の一人旅でした。
最初の2週間はサンフランシスコに滞在して、数々のヨガスタジオにドロップイン(予約ではなく、当日に参加すること)。
後半の2週間でコスタリカに滞在しました。
今もあまり上達していませんが、今よりももっと英語ができない状態だったにも関わらずよくでかけて行ったものだと自分でも思います。
サンフランシスコでのドロップインクラスは、メンバーも毎回違うし、先生の話していることがよくわからなくっても、通常のクラスなので、英語が堪能でなくっても問題はありません。そもそも、あんまり話をする必要がありませんでしたからね。
けれど、コスタリカでのプログラムは違いました。
しゃべらなきゃ始まらない!
コスタリカで参加したのは、ヨガ講師向けのプログラム。
プログラムはだいたいこんな感じ。
- 朝食前の朝ヨガ
- ご飯を食べてから午前中のクラス
- お昼休憩
- 午後からのクラス
- 時には夕方から夜のクラス
壁のないスタジオでの夕方から夜にかけては、まさに夏の夕涼みという感じでとてもまったりとしています。そのときのヨガの気持ちいいコト!
クラスの中では、ペアでの実技もあり、コメントを言ったり、シェアリングなどがあります。私とペアになる人に申し訳ないなーなんて思ったりしながら、できる限りの頭を使ってやりとりしていました。
プログラムもある程度進み、受講生同士も仲良くなった頃、私は今までがんばっていた気持ちが少しほどけ、頭を働かせるのがちょっと億劫になっていました。
でも、自分を表現することはしたい。。。
クラスが始まる時間より少し前にスタジオに入って、みんなに挨拶するときに、自然とニャーってネコ語になっていました。
ネコ語で答えた私にみんなはちょっと笑って、そのまま受け入れてくれました。なので、何かはなしかけられても、そのお返事のニュアンスをネコ語で返していたのです。
こうすることによって、あることが分かったんです。
会話と表現することは違うから。
もちろん、相手に理解してもらう必要のあることは、そのように表現する必要があります。
ニャニャー ニャ― ミャウミャウ ニャー?
なんて書いても、誰も理解してくれないわけです。
けれど、自分が表現したい、何かをアウトプットするには、ちゃんとした言葉じゃなくってもいいんです。
思えば小学生の頃……
ちょっと話しがずれるかもしれませんが、小学校の時に親友と下校の間は二人で「バケラッタ」しか言わないって決めていたことがあります。
何かいいたくなったら、その言いたい事をイメージしながらこう言うんです。
「バケラッタ」
はじめは彼女が言いたいことを理解できませんでした。でも、分からなくってもこうやって言い返すんです。
「バケラッタ?」
そうして、日が経つにつれて「バケラッタ」しか言ってないのに、意味がわかってくるようになりました。
ちなみに喧嘩するとき、すごく感情的になっているときの言葉はセリフは分かりますか?
そうです、もちろん、これ。
「バケラッタ!」
小学生って変なことやりますね。(笑)
繰り返しになりますが、これで意思の疎通できるようになったということは、喋る言葉と内容は関係しないっていうことなんですね。
やってみて初めてわかる、自分の心の内
コスタリカではネコ語でしたが、そうやって話すことで十分私は満足できたのです。もっといえば、英語で表現しきれなかった思いをネコ語として発することで大変満足していました。
でも、これをやって、もっと大きな発見がありました。
それは、自分がアウトプットする内容ににブレーキをかけているということ。
言い換えると、言いたいことを、無意識のうちに抑えていたっていうことです。
言いたいことを喋れるようになると、気持ちがとてもスッキリして、穏やかになります。恐らく、無意識に溜めこむものがなくなるので、思考がスムーズに流れだすということなんじゃないかと思います。
そこで。
まずは一人で発信の練習をしてみよう。
私の小学生のときの「バケラッタ」体験や、コスタリカでのネコ語体験は、周りの人がいないと成立しません。
でも、他人といきなりこうやって話をするのは難しいですよね。
自分ひとりでも練習できる方法を。
- 何か言いたいテーマを一つ決めます
- それについて、説明したかったり、言いたい項目を2,3書きだす
- 書きだした項目に沿って、ネコ語なり「バケラッタ」なりでひたすら喋ってみる
喋っていく過程で、途中でテーマが変わったりしてもOK.
テーマを定めておかないと、ただ言葉を喋るだけ、発音するだけになってしまいますからね。
練習第二弾
先に挙げた、ネコ語や「バケラッタ」で喋るということに慣れてきたら、自分の深いところに眠っている、言葉にならない思い、どの感情にも分類されない未分化な感情を、表現してみましょう。
書く瞑想があるように、これは喋る瞑想です。普段は使わない言葉を使って、喋る・発信することで、無意識に引っかかっていた場所に引っかからず、スムーズに発信できるようになります。
そうしていくうちに、言いたい事を発信できるというクセがつき、それが本音を本音として喋ることができるようになります。
言われた後になってから気づくこと、言いたかったけど言えなかった、ということが減ってくるように感じます。
こなれていって、無意識のブレーキがなくなっていけば、意思の疎通が更にきちんとできるようになるんではないかと思います。
Let’s にゃにゃにゃー!
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