他の媒体では引越ししたことについて触れていますが、
ブログでは初めてですよね。
カオン、引っ越ししました!
ご縁があって昨年の12月中旬に鳥取から山形の雪国へ引っ越しをしました。
どうして??
についてはいつかチャンスがあったら書きますね。
雪の中での生活、すごい!!
今回は雪の効用について話したいと思います。
雪国にお住まいの方は何を今更かもしれませんが、どうぞお許しください。
引っ越しをしたのは12月の中旬で、その翌日から大雪の洗礼を受けました。
地元の方々さえも「この時期にこんなに降る(雪が)のは滅多にない」というくらいの雪だったんです。
で、カオンは引っ越し先の天候について事前に何も調べてなかったので、雪深い地域という想定はしていませんでした。(笑)
もちろん降るだろうとは思っていましたが、人生史上初めて!と言えるほどの積雪。
掘っても掘っても土が出てこない、みたいな。
当然ワンコさんの散歩も雪の中になります。
雪の中での感覚の鋭さに驚き!
降り積もった雪の上を通ってくる空気の清々しさ。
ほとんど白に塗り込められたモノトーンの世界。
音が遮断された柔らかさを無音の感じ。
感覚器官をリセットされたような心地よさは、この雪国で暮らすことを体験しなかったら、味わえなかったのではないかなと思うのです。
そのくらいに斬新で驚きの感覚です。
鋭い五感で味わいたくなる、自然環境
家から歩いて数分のところに行き止まりの林道があります。
この雪の中では除雪車が入らないので、前人未到の地みたいなのですが(ちょっと大げさかな(笑))そこにしばらく佇んで、立禅したりしています。
もちろん新雪の中にダイブ!もやりました。(笑)
その林道の横には川が流れていて林道から川まで2、30メートルほど杉の林があります。
ワンコはそこがお気に入りでその中を泳ぐように走り回っています。
ある日、ワタシも川の近くまで行きたくなりました。
ラッキーにも、雨で固まった雪の上に新しい雪が降り、そんなに深く埋まることなくその場所に着きました。
杉林を抜けて川の近くまで行くと、少し視界が開けて水の流れる音もします。
ここで座りたくなって
そして寝転びたくなりました。
雪の中でのシャバーサナは至高体験
寝転んだら
びっくり!!
程よいホールド感とふんわりと優しいフィット感に
しばらくこのままでいたくなりました。
それならここでシャバーサナでもしちゃおう。
吐き出す息ごとに
力みを手放して
大地に自分を任せていく
雪と接している(体の背面全て)ところから
体の内側にじんわりと
冷たさという色が染み込んでくるようです。
それを暖かく安定した場所から観察している感じです。
自分という存在の隅々にまで自分の意識が向いている。
冷たさに対してのネガティブな感覚が一切出てこない。
これも不思議だったし、どんどん力みが解けて、それと比例するかのように満ち足りた気持ちがどんどん増えてくる。
いつの間にか
「このまま死んでもいいなー」という考えが
浮かんできた、と同時に涙が出てきた。
どうしてこんな気持ちになるのかな?と自問する意識と、今をもっと味わおうという意識を少し行ったりきたりしながら、しばらくの間、そこにいました。
陰きわまる、シャバーサナ体験。
で、ひと段落した後に
こんな風に
『今死んでもいいかもー』と思う時って
今まであったかなーなんて考えてみた。
死といっても、恐怖や畏怖を身近に感じるのとは違って、すべてが満たされた感覚。
ふだんのヨガクラスで行うシャバーサナが陽なら
この体験は陰のシャバーサナの心地でした。
プラーナと共にカラダを動かして、カラダ全体の巡りがよくなった状態で満ち足りる、陽のシャバーサナ。
それはじっとしていても、カラダの細胞ひとつひとつが元氣になってキラキラ輝いているような感じがします。
これに対して、じんわりとカラダの内側が溶け出していくことで、プラーナが満ちてくるような、陰のシャバーサナ。
じっとしていても、まるで細胞のひとつひとつがプラーナを隣の細胞に手渡ししているような、細かなさざ波がひろがっていくような感じがします。
ふだんからシャバーサナの大切さは説いているカオンですが、この体験で、全く別の側面を体得した氣がしています。
陰のシャバーサナを体験したカオンのガイドはまた何か変化しているはず!
ぜひ受けにきてくださいね。